タクフェス『夕-ゆう-』主演・矢島舞美インタビュー 稽古場は「新しい発見がたくさんある」
青春を感じる瞬間は?
――舞台の設定が1980年代ということなんですが、矢島さんが生まれる前です。どういったイメージがありますか? 昭和のアイドルソングはテレビで聴いたことあったんですけど、それぐらいしか昭和の情報ってなくて。今回は宅間さんや藤田朋子さんに、昭和の話をお聞きしています。昭和の女子高生ってどんな感じだったんですか、とか。そうしたら藤田さんが学生のころの写真を持ってきくださったりして。「みんなこういう髪型だったんだよ」とか、「こういうのが流行ってたよ」とか。いろいろ教えてくれて、そういうのも勉強になりつつ、コミュニケーションにもなりつつ、で楽しいです。 ――お話を聞いた中で驚いたことはありますか? これはあるかなって思っていたものが意外となかったりするんですよね。例えば、当時ミサンガとかあったんですか、って聞いたらそんなのはないよ、って。それもまだないのか、って驚いたりしました。 あと、当時はコンビニができ始めた頃だと聞いて、意外でしたね。今はこんなに身近にあって誰もが必要とする、行ったことない人はいないくらいなものなのに、80年代ちょっと前ぐらいまではなかったんだと思うと、不思議でしたね。 ――少し新鮮な気持ちになりますよね。 しかも、今どきの女子高生はガチガチにメイクして、学校にもメイク道具を持っていくようなイメージですけど、当時は色つきリップとか櫛ぐらいだったという話もありました。今の私達が想像する女子高生とはまたちょっと違うんだろうなとも思いましたね。 ――そんな青春も作品のひとつの大きな要素かと思います。最後に、矢島さんにとって青春とは? 10歳から芸能界に入って、そこから15年間、ハロプロで℃-uteとして活動していたんですけど、何かひとつのことに向かって、同じ目標を掲げて頑張っていた日々が全部、私にとっては青春ですね。 今でも、結成日等の記念日には、℃-uteでLINEします。今はそれぞれの生活がありますけど、何かのときには集まったりもするんですよね。そういうときは昔の動画を見てみたり。そんなときに青春を感じたりします。 東京公演は11月1日(金) よりサンシャイン劇場にて。 取材・文:ふくだりょうこ 撮影:源賀津己 <東京公演> タクフェス第12弾『夕 -ゆう-』 公演期間:2024年11月1日(金)~11月10日(日) 会場:サンシャイン劇場