新入社員の入社・人事異動の後に見直したい、「仕事がはかどる」職場の片づけ方
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 4月になって、新年度が始まりました。新入社員が来たり、人事異動などがあったりと、職場に大きな変化がある時期ですね。 【漫画を読む】間に合わない、ミスが多い…その失敗は「ADHD脳」のせい!? 仕事がもっとラクになる7つのコツ いい機会なので、職場の環境を一度見直してみませんか? いつも使っているデスクまわりや共用スペースは使いやすいでしょうか? 働き始めたときは「書類をしまっておく場所がわからない」「文房具はどこにあるんだっけ?」など不便を感じても、次第に気にならなくなることもあります。でも、それは自分が慣れてしまっただけで、新しく入ってきた人にとってはわかりづらいし、作業をするときに余計な手間と時間をかけているだけかもしれません。 職場は、たくさんの人が協力し合う場所です。雑然としていると、仕事が非効率的になったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりと、トラブルのもとにもなりかねません。
探し物をなくしてムダな業務時間を減らそう
1日の業務時間が8時間の場合、そのうち約20分は探し物をしているといわれています。そんなに多いつもりはなくても、ちょっと書類やペンを探したりする時間が積もるとそれくらいにはなってしまうのです。1ヵ月に22日働くとすると、合計で440分。1年にすると、なんと5280分!88時間にものぼります。きちんと片づいていれば、この時間はなくなるでしょう。残業時間が減ったり、仕事を効率的に進めたりできますね。1人あたり88時間ものムダな時間がなくなれば、チームとしての業務で考えたとき成果もかなり変わってきそうです。 探し物をなくすためには、すべてのモノが定位置に置かれていることが大切です。理想としては、初めてその職場に来た人でも必要なモノの場所がわかってすぐ取り出せ、戻しやすいこと。 共用スペースは、書類、文房具、PC用品など種類別に分け、パッと見てわかりやすい場所に内容を書いてラベリングしましょう。 最近はリモートワークなどが増え、デジタル上の共用スペースも散らかり気味になることがあります。フォルダやデータなどをきちんと分けて見やすくしておきましょう。