天本ハルカが悲願のツアー初優勝 5回のプロテストは「決して無駄ではなかった」
1998年生まれの黄金世代、天本ハルカが国内女子ツアーのパナソニックオープンレディースゴルフトーナメント(千葉県/浜野ゴルフクラブ)でツアー初優勝を飾った。 ―優勝した今の気持ちは なかなか優勝した実感が沸かなくてフワフワしていますが、嬉しいです。 ―8番から5連続バーディを奪った とにかく皆が伸ばしてくると思っていて、前半は調子が上がって来なかったので、前半は最低でも2つのパー5は(バーディを)獲るという目標にして、8番で長いのが入ってくれて流れに乗ることが出来ました。 9番もバーディを獲れて、10番からは攻める気持ちになれたので、そこからパッティングが良くなってバーディが積み重なりました。13番は難しいイメージと距離もアゲインストで残っていたので、ショットが乱れてのボギーでバタバタしましたが(その後は)ボギーは打たないというゴルフを心掛け、17番(のバーディ)に繋がったのは良かったです。 ―ウィニングパットを決めた瞬間 18番でもっと攻めたいという気持ちがありつつ、振りすぎて右のバンカーに入れたのは私らしいと思いましたし、最後までわちゃわちゃしているのも私らしいかなと。でもパーパットはスッキリした気持ちで、ラインも見えていて入ってくれたので、また良い自信になったなと噛みしめながらやっていました。 ―オフの過ごし方が勝利に繋がった オフにアプローチとパッティングに力を入れて、もったいないミスが減ったことで、バーディを獲ればそれが積み重なっていくゴルフになりました。それがコンスタントにアンダーが出せている要因だと自己分析しています。 ―黄金世代の活躍について 同世代にたくさん選手がいる中、私は3年目ですが、並ぶのはまだまだだと思うので、これからどんどん追いつけるような、追い越せるような選手になりたいです。 ―プロテストを5回受けた その5年間で培ってきたものは大きかったと思いますし、時間がかかったからこそプロ入りしてルーキーイヤーからコンスタントに予選落ちをしないだとか、安定したプレーに繋がっているので決して無駄ではなかったと思います。 ―今後の目標は 開幕戦から優勝を目指していて、それを達成することができたので、今シーズンはもっと上に行けるような気持ちを持って、複数回優勝を目指してこれからも頑張りたいです。