『【推しの子】』ルビー役・伊駒ゆりえが語るキャラクターへの“愛”「共に生きていけることがすごく幸せ」
■伊駒ゆりえの背中を押したルビーの言葉
7月3日よりTOKYO MXほかで放送開始となるテレビアニメ『【推しの子】』第2期。ファン待望の続編となる今作では、『東京ブレイド』の2.5次元舞台へ出演することが決定したアクア、有馬かな、黒川あかねのその後が描かれていく。クランクイン!では、本作でルビー役を演じる伊駒ゆりえにインタビューを実施。第2期の見どころを含め、『【推しの子】』への“愛”をたっぷりと語ってもらった。 【写真】『【推しの子】』ルビー役・伊駒ゆりえのインタビュー撮りおろしが満載! ――社会現象となるほどの人気を博した第1期でしたが、改めて本作の魅力をどのような部分に感じますか? 伊駒:絵的にはポップでキャッチーですが、人間の本質を深く描いている作品なので、どんな立場の人が見ても心に響く言葉や噛み砕きたい言葉、考えさせられる言葉がきっとあって。そうした自分の生き方にすっと溶け込むような言葉がいくつもあるのが『【推しの子】』の魅力だと思います。 また、展開も目まぐるしく変わり、一言で「アイドルもの」とも片付けられない。そんな多面性があるからこそ、幅広い年代の方々に愛されているのだと思いますね。 ――アニメ放送が始まってからは小学生くらいの年代の子も『【推しの子】』を楽しんでいるようですね。 伊駒:実際に小学生のお子さんがルビーちゃんの絵を描いてファンレターを送ってくれたこともあって。そんな小さな子が『【推しの子】』を見てくれているんだという嬉しさを覚えると同時に、シリアスな内容を描いた作品でもあるので、その責任や重みも感じました。 ――子どもの頃に触れるアニメは人生に根付くものでもありますからね。そんな作品に携われるというのも役者冥利に尽きるというか。 伊駒:本当にそう思います。放送されるまではどのような方が『【推しの子】』を見てくださり、面白いと思っていただけるのか全く予想がつかなかったのですが、これだけ多くの方々に作品を見ていただけたことは役者としてこれ以上ない喜びです。 ――しかも伊駒さんにとって本作が声優としての初レギュラーかつメインキャラクターというのも本当にすごいなと。オーディションにはどのような気持ちで臨まれたのですか? 伊駒:私はルビーちゃんの「コケて当たり前! 楽しく挑もうよ!」というセリフがものすごく好きなんです。当時は声優として活動を始めてから日も浅い状態だったのですが、彼女のこの言葉に背中を押してもらい「失敗してもいいから楽しく挑戦しよう!」という気持ちで、前向きにオーディションに臨むことができました。