野党の参院選候補一本化へ予備選導入は「良い提言」 立憲・野田氏
立憲民主党の野田佳彦代表は22日の記者会見で、野党候補が競合する参院選の1人区で「予備選」を行い、候補を一本化するとした日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)の案について、「方向感が一緒」と賛意を示した。 【写真】日本維新の会の代表選に立候補し、街頭演説後の記念撮影に応じる(左から)松沢成文、金村龍那、吉村洋文、空本誠喜の各氏=2024年11月17日午後3時17分、大阪市中央区、林敏行撮影 野田氏は会見で、「自民党、公明党が組んだ1人区で野党が勝っていくためには、どうしても候補者は絞って戦うべきだ」と強調。吉村氏が唱える野党間の予備選実施について「方向感が一緒で、良い提言だ」と述べた。一本化の手法については「(野党各党が)お互い合意した世論調査とか、色んなアイデアがある」と指摘した。 維新では12月1日投開票の代表選で吉村氏ら4人が立候補しており、野田氏は「相手方のトップが決まったら、そういうことも含めて相談したい」と語った。 吉村氏は19日の動画配信サイト「ニコニコ生放送」の討論会で、野党間の候補者調整について「つぶし合うより(与党と)一対一の対決に持ち込むべきだ」と述べ、選挙前の「予備選」で候補者を一本化する案を掲げた。(大久保貴裕)
朝日新聞社