希望しかない！10代日本人の逸材（3）17歳でプロ契約→18歳で海外！ メトロノームと称されたボランチ
FIFA U-20ワールドカップ、U-17ワールドカップという2つの大会があった2023年が終わり、例年同様に年をまたいで全国高校サッカー選手権大会が開催されている。次世代の日本サッカーを牽引するのは誰なのか。今後のさらなる飛躍が期待される10代の日本人選手を紹介する。
MF：福井太智（ふくい・たいち） 生年月日：2004年7月15日（19歳） 所属クラブ：FCバイエルン・ミュンヘンⅡ（ドイツ） 福井太智は、19歳にしてドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属する、将来が期待される若きMFだ。神奈川県出身だが、U-12年代からサガン鳥栖アカデミーに在籍し、16歳7か月でYBCルヴァンカップに出場し、クラブ最年少記録を塗り替えた。17歳でプロ契約を結び、18歳だった昨年9月にバイエルンへの完全移籍が発表されている。 インサイドハーフを主戦場とする福井の魅力は、キレのあるドリブルと正確なキック。戦況に合わせて常に前に仕掛ける姿勢を見せ、味方の動き出しを見逃さずに正確なパスを供給する。中盤の選手でありながら、決定力を併せ持つ万能MFだ。 バイエルンに加入したのは2023年1月で、現在はドイツの4部リーグに相当するバイエルン・ミュンヘンⅡに所属する。9月27日のDFBポカール（ドイツ杯）1回戦では、トップチームデビューを果たした。ヨシュア・キミッヒとの交代で中盤の底に入った福井を、バイエルン専門メディア『フットボールワークス』は「メトロノームのようなキミッヒの役割をすぐさま引き受けた。落ち着きと能力は年齢以上のものがある」と称賛していた。
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