愛子さま初めての明治神宮参拝 春の日差しに輝く白の参拝ドレスにどよめき
明治天皇の皇后、昭憲皇太后が亡くなってから11日で110年となるのを前に、天皇、皇后両陛下や上皇ご夫妻、秋篠宮さまと紀子さまが9日、明治神宮(東京都渋谷区)をそれぞれ参拝された。そして翌日、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまも訪れ、その姿を待ち構えていた人たちから大きな歓声が上がった。 【写真】愛子さま明治神宮参拝の気品あふれる白のドレス姿はこちら * * * 9日午前9時半ごろ、雨粒がしっかり見えるほどの雨のなか、天皇陛下が明治神宮に到着された。強い風に桜の木々も揺れる桜雨だった。 天皇陛下はモーニング姿に、左手にはシルクハット、右手には傘を持ち、宮司らの先導で本殿へと進み、玉串を捧げて深く拝礼された。 その後、オフホワイトの参拝ドレスに身を包んだ雅子さまも到着。強い雨に濡れるドレスの裾を気にされる様子を見せながらも、厳粛な面持ちでゆっくりと本殿に向かわれた。 午前11時過ぎには上皇さま、その後に美智子さまがそれぞれ参拝。上皇ご夫妻が公の場に現れるのは昨年11月以来、およそ5カ月ぶりのことだ。 午後1時半過ぎには小雨になり、秋篠宮さまと紀子さまが参拝。紀子さまはライトグリーンのドレスだった。 9日に天皇陛下や雅子さまが参拝したことが報じられると、SNSは翌10日の愛子さまの参拝への期待でわいていた。 「明日は愛子さまですよね!?」 「荒天の今日とはうってかわって晴天の予報の明日、愛子さまの参拝を楽しみにしています!」
■春の日差しに輝く白の参拝ドレス そして10日午前10時半ごろ、愛子さまは明治神宮に到着された。 気品あふれる純白の参拝ドレスが、春の柔らかな日差しに照らされて輝いていた。宮司らの先導にゆっくりと本殿へ進まれた。 天皇陛下や雅子さまたちが参拝された前日は雨音しか聞こえないほどの悪天候だったが、青空のもと、愛子さまが石畳を歩くコツコツという靴音と取材カメラのシャッター音が、明治神宮の静寂の中に響き渡った。 本殿に近づくと、ほかの参拝客から「敬宮さま!」「愛子さま!」と声をかけられ、視線を向けながら会釈をされ本殿へと入っていかれた。「わぁ~」というため息やどよめき、「こちらを向いてくれた」などの声が漏れ聞こえた。 愛子さまは本殿に入られると、拝礼し、手にしていた扇子を置き、玉串を受け取られた。玉串を捧げ、拝礼。その後ろ姿は、ゆったりと堂々としたものだった。 伊勢神宮に続き、今回は明治神宮を参拝する愛子さまの姿が見られたが、23日に開催される春の園遊会も楽しみでならない。 (AERA dot.編集部・太田裕子)
太田裕子