石川・七尾のキリコ担ぎ復興願う 富山駅前で応援イベント
能登半島地震の被災地を応援する催し「駅前縁日だドン!」が富山駅前の商業施設「マルート」周辺で開かれた。石川県七尾市で石崎奉燈(いっさきほうとう)祭を伝承する石崎(いしざき)町の子どもたちが参加し、灯籠「キリコ」を担いだり、笛やお囃子(はやし)を披露したりした。参加者が祭り気分を楽しみながら復興を願った。 駅前縁日は、マルートを運営する富山ターミナルビルが2年前から開催。今年は復興支援をテーマに、県内の祭礼の担い手不足解消に取り組む越中祭青年会が協力した。 催しでは、石崎奉燈祭で若衆が担ぐキリコの小型(高さ約3メートル)が展示された。七尾市石崎小学校の児童でつくる団体「港町豊漁太鼓」がお囃子2曲を披露し、参加者とともにキリコを担いで練り歩いた。県内からは氷見市の祇園(ぎおん)祭りなどで使用される太鼓台が展示された。射的や輪投げなどの縁日コーナーもあり、家族連れや帰省客らでにぎわった。