“挑戦者”オールブラックスがランキング1位アイルランドに勝利。6PG1トライで突き放す。
■オータム・ネーションズシリーズ・11月8日@アビバ・スタジアム(ダブリン) 【ニュージーランド 23-13 アイルランド】 秋のテストマッチシリーズ「オータム・ネーションズシリーズ(ANS)」2週目、世界ランキング3位のニュージーランド代表“オールブラックス”が敵地で同1位のアイルランド代表を下した。 試合開始からミッドフィールドでの展開が続く中、NZが自陣でオブストラクションのペナルティを犯す。SOジャック・クロウリーがゴール正面のPGを決めて、アイルランドが前半8分に3点を先制した。その後すぐ、今度はアイルランドが自陣でノットロールアウェイを取られてNZはショットを選択。10分にSOダミアン・マッケンジーのPGで同点に追いついた。 敵陣でのプレータイムを増やしたNZは29分と38分にもPGを沈めて6点を追加した。後半終了間際、NZのCTBジョーディー・バレットのヘッドコンタクトが確認されてシンビンを受ける。アイルランドはこのペナルティのショットを決めて、9-6のNZリードでハーフタイムを迎えた。 後半、1人多いホームのアイルランドがギアを上げ、敵陣で圧力をかけてキャリーバックを誘発して5mスクラムのチャンスを得た。右に展開してFLジョシュ・ファンデルフレイヤーが飛び込み、後半3分にこの試合のファーストトライを奪う。コンバージョンも決まり、アイルランドが逆転した。(13-9) NZは9、21、25分に3連続でPGを決めて再び試合の流れを戻す。ジョーディー・バレットのラインブレイクを起点に前進してから、左大外に走り込んだFBウィル・ジョーダンがトライをマークし、29分にさらにリードを広げた。 アイルランドは終盤に50:22でチャンスを作るも得点には結び付かずフルタイムに。最終スコア23-13でアウェイのNZがアイルランドに勝利した。 今秋のANSでイングランド戦に続く2連勝を飾ったオールブラックス。来週の16日にはスタッド・ド・フランスでフランスと対戦する。2023年W杯・準々決勝(●24-28)のリベンジはならなかったアイルランド。15日はアルゼンチンをアビバ・スタジアムに迎える。