SC軽井沢クラブ、姉妹対決 カーリング日本選手権
31日にはSC軽井沢クの男子の兄弟対決
日本カーリング選手権は28日、札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで開幕した。女子1次リーグで、SC軽井沢クラブ(北佐久郡軽井沢町)と同クラブジュニアが公式戦で初めて姉妹対決。昨年準優勝のSC軽井沢クが11―3で勝利した。 【写真】指示を出すSC軽井沢ク・上野美優 ジュニアはよく滑る氷への対応に苦しみ失点。スキップ渡辺葵衣(あおい)(16)は「SC軽井沢クラブには勝てたことがなく、ここで勝とうと頑張ってきた。次に戦う時は勝てるようにしたい」とリベンジを誓った。 ジュニアの戦いぶりに、SC軽井沢クのスキップ上野美優(みゆ)(22)は「遠征経験があまりない中、札幌の舞台で堂々としていた。まだまだ追いつかれないように走り抜けないと」と気を引き締めた。 41回目となる今大会には、軽井沢町から過去最多の6チームが出場。このうち、若手育成に取り組んできたSC軽井沢クラブからは、男女のジュニアを含む4チームが出ている。31日にはSC軽井沢クの男子の兄弟対決がある。
公式戦で初の姉妹対決 経験の差示す
女子のSC軽井沢クとSC軽井沢ク・ジュニアの「姉妹対決」は、昨年準優勝の先輩チームが貫禄を示した。大会初出場のジュニアはよく滑り曲がる氷に苦しむ中、経験の差を示される形となった。 ジュニアは前半でミスが続いた。第2エンド、不利な先攻で得点するスチールを軽井沢クに許した。第3エンドではミスをきっかけに4点を奪われ、連続スチールされた。第7エンドでは得点のチャンスもあったが、軽井沢クに石を3個同時にはじき出す「トリプルテークアウト」を決められるなど、最後まで追いつくことはできなかった。 ジュニアのスキップ渡辺は「最初にアイスの状況が読めず、点を複数取られてしまった」と反省。「明日(29日)からは早めにアイスを読みたい」と語った。
堀内彩未