〈36キロの減量に成功〉『ROOKIES』出演のイケメン元俳優が障がい者支援事業を開始「遊び尽くしたから今後は人のためになる仕事を」きっかけは故・松方弘樹さんの長男との交流
夢は在宅ワーク
――事業に向けてすぐにアクションを起こしたんですか? 昨年3月頃に克基くんからその話を聞いてガルヒ就労支援サービスの宮脇正代表を紹介してもらい、すぐさま宮崎の本部に見学にいきました。そこで障がいのある方たちがイキイキとしている姿を見て感動したんです。 昨年10月に浜松のバーを辞めて、故郷の長野で物件探しや事業登録などの準備をし、上田市で障がい者支援事業所「ウルトラマーリン」を始めることになりました。今年6月1日にオープンしました。 ――五十嵐さんが社長? いえ、兄が代表で僕は副代表です。僕と、東京で別の仕事をやってる兄は、東京と長野の二拠点でやっていくつもりです。今日も朝イチで上田に来て、また東京に戻ります。10名ほどスタッフを雇ったので、ふだんはそのスタッフに任せる形ですね。 ――五十嵐さんは東京で何を? 実は僕自身もExcelやWord、PowerPointなどのソフトをちゃんと使えるように、これから資格を取ろうと思ってます。 これまでもYouTubeチャンネルの動画編集やお店のメニューをPhotoshopで作るなどの作業はしてきましたけど、副代表なのにそのあたりのスキルがまったくなかったら恥ずかしいじゃないですか。 資格を取得したら、データ入力などの在宅ワークのバイトでもしてみようかなと思っています。 ――久しぶりの東京生活で、誘惑に負けないでくださいね。 夜は遊び尽くしたし、自分でもお店をやってどっぷり浸かったからもう大丈夫です! むしろ在宅ワークが夢(笑)。 この前も東京に戻ったとたん、六本木のしゃぶしゃぶ店を開くときに声をかけてくれた社長から「六本木でバーを開いたから遊びにおいでよ」と連絡がきました。でも、僕はもう水商売の人間じゃないし、お断りしましたよ。
中国サイトでフォロワー29万人の人気配信者になった理由
――芸能人でも、あやしい話に乗っかって大変なことになるといったニュースが後を絶たないですよね。 夜の街では、あまり知らない人の誘いには乗らないのが大事だと思います。とくに芸能人にはいろんな人が寄ってきますから。 ――五十嵐さんは危機回避能力が高い? 僕は嫌なことはすぐ断るし、誰に対しても全然ペコペコできちゃいますからね。本来、お酒が好きじゃないから酔っ払って意識がなくなるまで飲むような遊びはしたこともないし。 ちょっと酔っぱらったらすぐ家に帰りたくなっちゃう。やっぱり今は夜の世界よりも、夢の在宅ワークですね(笑)。 ――結婚願望は? 結婚ねー。彼女はいるけど、結婚はタイミングって言うじゃないですか。彼女とも今は特にそういう話にならないので、おいおいという感じでしょうか。 ――これからも芸能のお仕事は一切しない? YouTubeなどの配信の仕事は今後もやっていきます。浜松時代から続けている「bilibili(ビリビリ)」(中国の配信サイト)には僕のフォロワーが29万人いるんですよ。 中国ではウルトラシリーズが2019年頃から社会現象になるほどの人気で、その影響で僕の配信にもファンの方が集まってくれたんです。今年9月には上海へファンミーティングに行く予定です。 まぁ、向こうのファンからも「痩せろ!」ってしょっちゅう言われますけどね(笑)。 ――今後の体重の展望は? 積極的にダイエットはしないと思いますが、このまま規則正しい生活とバランスのいい食事をしていれば、今の体形は維持できそうな気がします。実は昨年末から3月頃までずっと体調が悪くて、肝臓の数値もかなり悪くなってたんです。今はとにかく健康第一でいきたいですね。 ※ 「ウルトラマーリン」の訓練生の定員は20名だが、6月1日のオープンを前にすでに20件以上の問い合わせがきているという。五十嵐さんが本当の意味での正義のヒーローになる日も、そう遠くはなさそうだ。 取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班
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