「我流まくらフリクル」開発に関わった高大生らと、（前列右から）田村秀和 昭和西川社長・吉田信解 本庄市長・都築稔 日本薬科大学長

　本庄に5月17日オープンする「スーパーホテル埼玉・本庄天然温泉」（本庄市小島6）が4月2日、同ホテルで使う「選べる枕」に「我流まくらフリクル」を加えると発表した。（本庄経済新聞） 【写真】日本薬科大学の都築稔学長と本庄経済新聞の清水祐子記者 　我流まくらフリクルは「本庄市高校生プロジェクト七高祭 産学官連携プログラム」で開発した枕で、同市内の高校生が日本薬科大学（伊奈町）の助言の下、老舗寝具メーカー「昭和西川」（東京都中央区）と協力して開発した。枕の頭部はリバーシブル仕様で、パイプと羽毛が選べ、首元もパイプ、羽毛、粒綿から選ぶことで、4種類の寝心地をその日の気分で使い分けることができるという。サイズは約63×43センチ。 　スーパーホテルでは「選べる枕」を用意し、硬さ、高さ、香りなど8種類の枕から自由に選べるのが特徴の一つ。本庄市役所で3月21日に行われた「我流まくらフリクル」の完成記者発表を取材した本庄経済新聞の清水祐子記者が「9種類目の『選べる枕』になれば」と思い立ち、編集長がスーパーホテルと昭和西川に提案し、実現に至った。 　昭和西川の吉田孝文執行役員は「一般販売は8月～9月を予定しているが、ホテルのオープンに間に合うよう用意する」と意気込む。スーパーホテル埼玉・本庄天然温泉の松浦一晃統括支配人は「なるべくたくさんの人に利用いただけるように準備したい」と話す。「我流まくらフリクルは、本庄市ふるさと納税の返礼品にもなっているので、そのピーアールにもなれば」とも。 　4月27日の13時～17時・28日の10時～17時に開く同ホテルの内覧会（予約不要）で、同枕を手に取ることができる。