地震がパニック発作の引き金に…東京に住む私が経験した「落ち着かないお正月」
パニック障害になって以来、乗り物に乗るのが怖くなって東京で年越しをしているつぶちゃん。今年もまったり過ごそうと意気込んでいるところに、令和6年能登半島地震が。東京にいたものの、地震そのものの恐怖や、耳や目から入る情報に強い不安感がでたそう。 パニック障害のここが困る!経験者が語る「どんな風につらいか」 地震を現地で経験した人、離れているけど被災地域にルーツがあったり、友人がいたりする人、現地から離れたところでフラッシュバックや不安感に苦しむ人など、立場はさまざまですが震災時にはこころのケアも大切なこと。つぶちゃんは「まずは気持ちを整理しよう」と、自身の不安の正体と向き合います。 ※本記事は、個人の感想に基づいたものです。
誰もが笑顔で迎えられるはずだった新年…。まさかこんなに大きな災害が起きてしまうとは思いもせず、とても心の痛むスタートとなりました。 被災地の皆さまには、心からお見舞い申し上げます。 ただただ無事をお祈りするばかりの毎日です。
時を少し遡って昨年12月末…。お正月をすごく楽しみにしていた私は、お正月はどんなことして遊ぼうかなあ。 観たかった映画とかドラマをいっぱい観よう。かるたとかアナログなカードゲームで遊んだりもしたいなあ。 すごく浮かれて計画を立てておりました。
パニック障害になって乗り物での移動が怖くなってしまったので、年末年始は帰省することなく東京で過ごしました。 実家にはしばらく帰れていないので寂しいですが、大晦日は家族とビデオ通話をしてほっこりした気持ちで一年を締めくくりました。
元日は義妹ちゃんが遊びに来てくれました。 これは良い幕開けだぞと、思っていた矢先に。 あの大きな地震がやって来たのでした。
地震が得意な人なんていないと思うんですが、私は地震が本当に本当に苦手で…。 元日からパニック発作を起こしまくり、現在まで不安感をずっと引きずっている状態です。
さすがにこのままじゃいけないな…。一旦気持ちを整理してみよう。 考え直してみると私が不安に思っていることは、八割ぐらいが自分の身にまだ起こっていないことでした。 これも一種の大きな予期不安のようなものかもしれない。
今の私は自分の想像した不安と闘っている。被災地の人たちはあの日からずっと辛い現実と闘っている。不安は被災地の人もそれ以外の人もとても苦しめるものです。 生きることの困難を年始早々嚙み締めた出来事でしたが、昇り竜のように良くなっていく未来を願って私も頑張ります。 皆さまもどうか心身を大切に、ご無事でありますように!