9回、ロハス（右）はヘイワードの満塁弾に大喜び（AP）

　◇ナ・リーグ　ドジャース11－9ロッキーズ（2024年6月18日　デンバー） 　ドジャースは18日（日本時間19日）、敵地でのロッキーズ戦に大逆転勝利し、3連勝を飾った。左手骨折で離脱したムーキー・ベッツ内野手（31）に代わり遊撃で先発出場するミゲル・ロハス内野手（35）の“神がかった”記録に注目が集まっている。 　ドジャースは前日までロハスが安打を放った試合は今季20戦全勝と“不敗神話”があった。 　「6番・遊撃」で先発出場したロハスはこの日、第3打席まで凡退。ところが、4－9の9回無死一塁から右前打を放ち、安打をマーク。ただ、5点差を付けられていることから誰もが“不敗神話”の終焉を予感した。 　それでもド軍ベンチはロハスの一打で勢いづいたのか、1死満塁の好機をつくると、代打・ヘイワードがグランドスラム。これで1点差に迫り、2死一、二塁からT・ヘルナンデスの18号3ランで逆転。9回1死からの2発で劇的展開で勝利をつかんだ。 　大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のX（旧ツイッター）でドジャースが9回に5点以上のリードを許した展開から勝利したのは球団史上6度目とし、1957年7月18日のカージナルス戦以来、67年ぶりとなったことを紹介した。 　また、ド軍専門メディア「ドジャーネーション」のノア・カムラス記者も自身のXに「信じられないドジャースの逆転勝利で最も重要な統計」と題し「ロハスが安打を打った時のドジャースは21勝0敗」「彼が打点を挙げると14勝0敗」「彼が得点すると12勝0敗」といかにロハスの活躍が勝利につながっているかをつづった。 　ロハスの神がかった記録に日本のファンも「ロハスが打ったのかそりゃ勝つか」「ロハス不敗神話やばすぎないか」「ロハスがヒット打つと負けないっていってもさすがに今日は負けだろと思ってた」「ロハスの神話が、本物になりました」「ロハス神話恐るべし」などと驚いていた。