中日、延長12回満塁のチャンス生かせず今季6度目の引き分け 細川の39試合ぶりソロの1点のみ
◇26日 阪神1―1中日(甲子園)=延長12回 中日は延長12回のチャンスを生かせず、今季6度目の引き分けとなった。 中盤までは阪神・大竹、中日・涌井の投げ合い。打線は1点を追う6回2死。4番・細川が大竹の140キロ直球をとらえて右翼ポール際へたたき込む同点の9号ソロ。主砲に5月5日ヤクルト戦(神宮)以来、39試合ぶりの一発が飛び出したが、この1点のみに終わった。 先発・涌井は粘りのピッチングで6イニングを4安打1失点。7回からは斎藤、清水とつないだが、9回は松山が先頭の森下を死球で出すと、1死から前川の右翼への二塁打で二、三塁のピンチとなった。佐藤輝を申告敬遠で満塁策をとり、代打・渡辺を空振り三振、小幡を中飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。 10回は5番手の橋本が2死から中野に右中間二塁打を打たれ、代打・豊田が二塁内野安打でつなぎ、一、三塁。ここで主砲の大山を迎え、カウント2ボールとなったが、三ゴロでしのいだ。 打線は阪神6番手の漆原を攻め、延長12回に先頭・福永が三塁・佐藤輝の失策で出塁。代打・ディカーソンは空振り三振だったが、山本が右前打、加藤が左前打で満塁としたが、カリステがフルカウントから遊ゴロ併殺に倒れ、勝ち越しはならなかった。
中日スポーツ