外国人住民をサポート「府中市多文化共生センターDIVE」
■東京・府中市に暮らす外国人住民をサポート 京王線府中駅と直結しているビルの1フロア「府中市市民活動センター プラッツ」の一角にある「府中市多文化共生センターDIVE(ダイヴ)」。 【写真を見る】外国人住民をサポート「府中市多文化共生センターDIVE」 運営は、府中市から委託を受けたNPO法人で、DIVEという名称には、「Diversity=多様性」と「DIVE=その中に飛び込む」という意味が込められています。 近年増え続けている外国人住民が府中市で暮らしていく上で、日本の文化に慣れるよう、生活面のサポートを行っています。 その活動の基本となるのが、“相談”と“支援”。まずは“相談”について、「府中市多文化共生センター DIVE」のセンター長・田代美香(たしろ みか)さんに聴きました。 「府中市多文化共生センター DIVE」センター長 田代美香さん 「日常的に『相談窓口』事業というのを、常にやっていまして、ここの開設時間中は相談を受け付けている状態です。その中でも特に、昼間の11時から15時の一番皆さんが動かれる時間帯は、“外国人サポーター”っていう、私たちスタッフの他に語学に堪能な市民の方に入っていただいて、通訳のボランティアさんとして活動いただいています」 外国からやって来た方々にとっては、とにかく役所での手続きがとても難しいようで、その場で職員に説明されても、なかなか理解できないということがあります。 例えば健康保険、年金、介護保険など、出身国にもよりますが、そもそもの概念が理解できない場合もあります。 また、お子さんの保育園・幼稚園・小学校の入学手続きが難しい。在留資格の問題や、家族を呼び寄せたいけど、どうすれば良いか?新しい仕事を探す方法は? そして、病気や怪我をした時に、病院によっては受け入れてもらえなかったり、入院などすることになった場合どうしたら良いか?等々、枚挙に暇がありません。 「DIVE」ではメールやLINEでの相談も受け付けているのですが、やはり通訳のできるサポーターが居る場に出向いて相談してもらった方が、臨機応変に対応できるというわけです。