【中日】前夜に続きまた“魔の8回”に失点し追いつかれる 4時間43分の一戦は引き分けに終わる
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト1-1中日(30日、神宮球場) 今シーズンの開幕戦では8回に一挙5得点を許し逆転負けを喫した中日。開幕2試合目も、またも「8回」に得点を許し延長戦に突入しました。 【画像】先発の涌井秀章投手は2000奪三振を達成 中日は初回、今シーズン初出場となる1番・大島洋平選手がいきなりピッチャー強襲の内野安打で出塁します。しかし後続が打ち取られ、この回は無得点に終わります。 3回には、先頭・ロドリゲス選手がセンター前へのヒットで出塁。続く9番・涌井秀章投手がバントを決め、1アウト2塁のチャンスを作ります。1番・大島選手はスライダーを引っかけ、ファーストゴロに倒れますが、その間に二塁ランナーは三塁へと進みます。 このチャンスで迎えるのはプロ2年目の田中幹也選手。5球粘った末、高めのストレートを引っ張り、先制のレフト前タイムリーヒットを放ちました。また、このヒットで田中選手はプロ初打点をマークしました。 中日先発の涌井投手は、試合前時点で通算2000奪三振まであと「2」に迫っていました。 偉業が達成されたのは4回。オスナ選手、村上宗隆選手から連続三振を奪い、史上24人目となる2000奪三振を達成しました。 前日の試合ではリードしていながら8回に5点を失い、逆転負けを喫した中日。この日も1点リードでしたが、「8回」にまたもや失点。 松山晋也投手がマウンドに上がりますが、 ヒットと四球で2アウト1・2塁のピンチを招きます。このピンチでオスナ選手にセンター前ヒットを許し、同点とされました。前夜に続きまたも苦しい“8回”となりました。その後もチャンスは作るものの“あと1本”が出ずそのまま延長戦へ。 延長10回、11回ともに3塁まで進塁しますが、延長でも“あと1本”が出ず、追加点を奪えず。両チーム得点が動かないまま最終12回にはマルティネス投手がマウンドにあがります。 連敗を避けたい中日は、村上選手にフェンス直撃のツーベースヒットを許しますが、追撃を許さず試合は引き分けに終わりました。