賠償額3.8億円のてんちむが法廷で出された"疑惑の証拠"と見せた涙…傍聴人が目撃した「あの日の真実」
自身のプロデュースした“ナイトブラ”をめぐる裁判で敗訴し、約3.8億円もの賠償命令が下されたユーチューバーの“てんちむ”こと橋本甜歌(31)。 ■【画像】37億円を売り上げた、てんちむ「モテフィット」販売当時の疑惑の広告■ 判決結果を受けたてんちむは12月23日に自身のYouTubeチャンネルの動画で、「私が100%悪いみたいに思われるのが癪」と、どうしても腑に落ちない様子を見せ、「そういう納得できない状態で自己破産するっていうのってなんか違う」と主張。弁護士事務所を変えて控訴することを検討する姿勢を見せている。世間が注目する一大トラブルに今、何が起きているのか──。 まずは、訴訟の経緯から。裁判の経緯を追っていたWEBメディアライターが解説する。 「てんちむさんは2018年、ナイトブラ『モテフィット』をプロデュース。サポート力や着心地にもこだわり、10か月かけて完成させたという力のいれようでした。販売元であるYUIKU株式会社は、“3ヶ月でAカップからDカップに3サイズアップ成功!”“26秒に1枚売れてます”などという謳い文句で派手に売り出し、33万着販売という大ヒット商品になりました。 しかし20年になり、てんちむさんが“豊胸手術を受けていた”ことが暴露されたことから“詐欺では”と炎上し同年9月、てんちむさんは謝罪。14年頃に豊胸していたことを明かし、自腹での返金対応を宣言しました。 本人曰く、その後総額4億円の返金を独自に行なったそうですが、YUIKU社は“(商品開発にあたり)豊胸を隠していたのは説明義務違反”だとして、てんちむさんに5億円の損害賠償額を求める裁判に発展しました」 “5億円裁判”の行方が見守られるなか、第一審の判決が下されたのは12月16日。東京地裁はてんちむに3億8457万4504円の賠償を言い渡し、てんちむは敗訴となった。 これまでてんちむは、裁判への思いを語る動画で、ファンに対しては「(豊胸していないと嘘をついたのは)申し訳ないと思っている」としたものの、"ブラをつければバストアップできる”かのように謳う“広告”には一切携わっていないと断言。世間に誤解を与えた責任は販売企業にもあるのではと納得できない様子を露わにしていた。しかし裁判所は5億円の賠償請求額に対し、約4億円もの賠償をてんちむに命じたのだ。 いったい、法廷ではどういうやり取りが行なわれていたのか。当サイトは、この裁判(12月16日)を傍聴席で見守っていた「地裁でひっそり(@chisaidehissori)」さんに話を聞いた。