災害ボランティアの活動時間の短さ解消へ 穴水町に宿泊できるベースキャンプ運用開始
能登半島地震は発生から間もなく2ヶ月を迎えます。 これまで課題となっていた災害ボランティアの活動時間の短さを解消するため石川県穴水町では26日から1泊2日で宿泊できるベースキャンプの運用が始まりました。 【写真を見る】災害ボランティアの活動時間の短さ解消へ 穴水町に宿泊できるベースキャンプ運用開始 県は奥能登地域でのボランティア活動の時間を確保するため穴水町の旧向洋中学校に宿泊拠点となる「県災害ボランティア奥能登ベースキャンプ」を設けました。 佐々木嵐士記者リポート「複数のテントが並ぶ体育館の中には、壁には能登高校の生徒が書いたボランティアへの感謝の文字がかけられています」 体育館には66のテント、使用可能な4つの教室には段ボールベッドが設置されたテントが29張り用意されています。 最大でおよそ100人が収容可能ということです。 26日は珠洲市と穴水町で活動した42人のボランティアが宿泊します。 県災害対策ボランティア本部 江野浩一郎担当課長 「これまで1日4時間のボランティア活動だったが宿泊することによって2日にわたって8時間確保できるようになる」 ボランティアは… 「活動時間が延びたことはボランティア側にもうれしいし、被災者もボランティアが多く活動できるのでうれしいのでは」 参加費は1000円で、夕食と翌日の昼食が提供されるということです。 県は来週以降、輪島市と能登町を加えた4市町のボランティア受け入れを目指しています。
北陸放送