<春に挑む>選手紹介/8 東海大菅生・酒井駿輔/二松学舎大付・毛利拓真 /東京
◇長打力磨く打の中軸 東海大菅生 酒井駿輔(2年) 昨秋の公式戦では打線の中軸を任され、打率4割と活躍した。謙虚に「自分は長打力がない」と自己分析し、この冬は長打を打てる体作りを目標に練習に取り組んだ。食事トレーニングで体重を増やすとともに、プロ野球選手を参考にフォームの改善もし、レベルアップを図った。 昨夏の西東京大会で上級生に交じってメンバー入り。準々決勝までスタメンで出場し、決勝はベンチで声援を送った。準優勝に終わり、球場を出る時に「またここで戦って優勝しよう」と誓った。その3カ月半後、都大会で再び決勝の舞台に戻り、思いを実現した。 好きな言葉は「ストロングハート」。常に強い心を持って試合に臨むよう心がけている。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)172センチ、71キロ(3)愛知名港ボーイズ(愛知)(4)ここ一番で強いバッティングをして勝利に貢献したい ……………………………………………………………………………………………………… ◇高いミート力持ち味 二松学舎大付 毛利拓真(2年) 球をミートする力に優れた巧打者で、昨秋の都大会では多くの試合で1番打者を任された。決勝で3安打を放つなど4割6分9厘の打率を記録し、リードオフマンとしての役割を十分に果たした。 昨夏の甲子園ではスタンドからグラウンドで躍動する同級生たちの姿を見守り、「新チームで自分だけ出遅れないだろうか」と不安になった。その気持ちを忘れずにハードな練習をこなし、打力が向上。レギュラーの座を勝ち取った。この冬は長打力と走力をつけるため、上半身強化と足の回転数を増やすメニューに力を入れた。 スマートフォンで写真を撮るのが好きで、休みの日は夕日や母親がベランダで育てている花などを撮影する。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)170センチ、74キロ(3)横浜泉中央ボーイズ(神奈川)(4)チャンスを作って、走者がいたら自分が還す