LNG燃料供給拠点の形成をめざして 下関市・長州出島で初となる液化天然ガスLNGを供給する「LNGバンカリング作業」
KRY山口放送
国は船舶の脱炭素化を目指すため液化天然ガスLNG燃料への転換と、LNG燃料供給拠点の形成を進めています。 そんななか25日、下関市・長州出島で初となる液化天然ガスLNGを供給する、LNGバンカリング作業が行われました。 午前10時すぎ、液化天然ガス・LNG燃料を供給するLNGバンカリング船「キイズ・アザレア」号が到着したのは下関市長州出島の岸壁です。 全長235メートル、総トン数およそ9万5000トンの石炭運搬船に、LNG燃料を供給する作業が行われました。 長州出島でこの作業が行われるのは初めてです。 国と下関市は、長州出島をLNG燃料の供給拠点とすることを目指しているということです。 また下関市としては、大型船1隻につき着岸料はおよそ100万円にも上るため、長州出島の利用拡大に繋げる狙いがあると言います。 (下関市港湾局 梶山寛樹 経営課長)「(バンカリング作業は)陸上交通で言うところのガソリンスタンドのような機能。長州出島の利用促進につなげていくとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献したい。」 下関市よりますと、現在LNG燃料船の数は世界でおよそ600隻ですが、2028年には1240隻に増える見通しだということです。