マインツ移籍の佐野海舟「アントラーズの存在がなければ僕のサッカー人生は終わっていた」 鹿島が正式発表
鹿島は4日、海外移籍準備のため1日にチームを離脱した日本代表MF佐野海舟（23）がドイツ1部マインツに完全移籍すると発表した。佐野は昨季町田から鹿島に加入。ボール奪取力と推進力を武器に国内屈指のボランチへと成長し、昨年11月に日本代表デビューを果たした。先月30日の神戸戦が国内ラストマッチだった。 コメント全文は以下の通り。 「このたび、FSVマインツへ完全移籍することになりました。シーズン途中にアントラーズを離れることとなってしまい、本当に申し訳なく思っています。しかし、自分のこれからの人生を考えた時、サッカー選手としてさらに成長するため、このチャンスを生かしたいと強く思い、覚悟を持って海外挑戦することを決めました。2023年にアントラーズに加入した時、自分はオーバートレーニング症候群で半年近くサッカーができておらず、そんな状況の中、アントラーズからオファーをいただき、サッカーができる楽しさ、サッカーが大好きだという気持ちをもう一度取り戻すことができました。アントラーズの存在がなければ、僕のサッカー人生は終わっていたと思っています。そして、どんな時も勝利にこだわり、選手、スタッフ、クラブに関わるすべての人とともに団結して戦うことで、自分は成長できたと思います。スタジアムでのサポーターの声援はいつも心強く、ピッチで戦う上での原動力になっていました。これからヨーロッパで自分のプレーをしっかり示すとともに、試合に出て活躍し、日本を代表する選手になれるよう全力で頑張ります。改めまして、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、アントラーズに関わる全ての皆様、1年半、本当にありがとうございました」
