尚志高出身チェイス・アンリがCLデビュー! シュツットガルトは昨季王者レアルに健闘も黒星発進
[9.17 欧州CLリーグフェーズ第1節 R・マドリー 3-1 シュツットガルト] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第1節が17日に開催され、シュツットガルト(ドイツ)は敵地でレアル・マドリー(スペイン)に1-3で敗れた。尚志高出身の20歳DFチェイス・アンリは後半18分に途中出場し、開幕節で欧州CLデビュー。第2節は10月に行われ、シュツットガルトは1日にホームでスパルタ・プラハ(チェコ)、レアルは2日にアウェーでリール(フランス)と戦う。 15年ぶりの欧州CL出場となるシュツットガルトは昨季王者を相手に健闘を見せた。序盤からチャンスを作ると、前半16分に細かいパスワークからMFアンジェロ・スティラーがペナルティエリア右に抜け出す。しかし、GKティボー・クルトワが1対1でシュートをストップ。前半28分にはカウンターからFWデニズ・ウンダブが右足を振り、ディフレクションがあってクロスバーを叩いた。 ピンチが続くレアルはFWビニシウス・ジュニオール、FWキリアン・ムバッペ、FWロドリゴ・ゴエスの強力3トップが個の力で剥がしてゴールへ迫るも、決定機には至らない。前半33分には右CKの流れからDFアントニオ・リュディガーがPKを獲得。だが、VARのチェックが入り、ファウルはなかったとして取り消された。 それでもレアルはハーフタイム明け早々の後半1分に先制。MFオーレリアン・チュアメニの長距離スルーパスから右サイドのロドリゴが背後を取り、折り返しをフリーのムバッペが右足で押し込んだ。後半14分にはビニシウスの左足のミドルシュートがクロスバーを直撃するなど、積極的に追加点を狙っていく。 失点を喫したシュツットガルトは後半18分に最初のカードを切り、アンリとMFファビアン・リーダーを投入。欧州CLデビューを果たしたアンリは右サイドバックに入り、同サイドのビニシウスとマッチアップした。 すると後半23分にシュツットガルトが同点に追い付く。右CKからキッカーのリーダーが左足でクロスを供給。中央の競り合いからファーへ飛んだボールをMFジェイミー・レーベリンクが折り返し、ウンダブがヘディングでゴール左に決めた。 レアルはベンチスタートのMFルカ・モドリッチをピッチに送るなどして打開を図ると、後半38分に勝ち越す。左CKからそのモドリッチが右足でクロスを入れ、ニアで高さを見せたリュディガーが頭でネットを揺らした。 後半アディショナルタイム5分には、相手のFKを防いだ後の速攻から18歳MFエンドリッキがドリブルで長い距離を持ち運び、そのまま左足でミドルシュート。GKアレクサンダー・ニューベルの手を弾いてゴール右に決まり、欧州CLデビュー戦で初得点をマークした。レアルは苦戦を強いられながらも、終わってみれば3-1の快勝。連覇に向けて好スタートを切った。