「“二の矢”無かった…」サッカー日本代表・伊東純也 安心できない“捜査終了後”の「最悪シナリオ」
サッカー日本代表・伊東純也の“性加害疑惑”が波紋を広げている――。 「週刊新潮」が2月1日発売号で報じたもので、伊東が昨年6月に大阪市のホテルで酒に酔った状態のA子さん、B子さんに対し、自身の専属トレーナーとともに性加害に及んだと報じた。 【写真あり…】「性加害疑惑」のサッカー伊東純也…代理人弁護士が「告発女性の“ジャージ動画”を公表」の意外なワケ 女性2人は大阪府警に準強制性交罪等で刑事告訴。一方の伊東も代理人である加藤博太郎弁護士を通じて、女性2人を虚偽告訴罪で“逆告訴”した。 その間、伊東は日本代表メンバーから離脱し、チームはアジアカップ準々決勝でイランに逆転負けを喫して大会から姿を消した。 「タイミングがタイミングだけに、一連の疑惑を報じた新潮社や告発女性にヘイトが集まりました。伊東側の加藤弁護士がマスコミの取材に応じ、『でっち上げ』と主張していることも拍車をかけているのかもしれません」(スポーツ紙サッカー担当記者) 週刊新潮は8日発売号では、伊東に関する続報は掲載されなかった。『ダウンダウン』松本人志で二の矢、三の矢を繰り出す“文春方式”はとらなかった。 その代わり、ウェブ版の『デイリー新潮』で、伊東側が性行為自体は過去の代理人とのやりとりで認めており、同意の有無が争点であること、告発女性に対する誹謗中傷をやめるよう要望する記事を掲載した。 「ここまでハレーションが大きくなるとは、新潮サイドも想定していなかったそうです。新潮記者個人への中傷も巻き起こっており、万全の準備ができるまで続報は控えたと聞いています。決して二の矢、三の矢がないわけではないそうです」(新潮関係者) それほどの大ごとになっているわけだが、今後危惧されるのは、刑事告訴の結果が出た時だ。法曹関係者やメディア関係者の見方では「双方、不起訴になるのではないか」という見立てが大半を占めている。 「民事ではなく刑事ですからね……。密室かつ双方の言い分が違っている事案を、大阪府警の捜査員が白黒はっきりつけるのはなかなか難しい。 数年前にジャーナリストの伊藤詩織さんが元テレビ局員の男性を“性加害”で告発した際も、民事では勝訴となりましたが、刑事では不起訴処分となりました。そう考えると、双方立件のハードルは高いように思います」(ワイドショー関係者) 捜査当局は不起訴理由について公表しないことがほとんど。となると、伊東と新潮サイドがそれぞれ“勝ち名乗り”を上げることが予想される。 だが、ここで注意しなければいけないのは、「不起訴=事実無根」ではないことだ。前述した通り、その後民事が次の舞台になる可能性もある。 「ただ、昨今のネット空間を見ると、“不起訴=事実無根”と判断して誹謗中傷が苛烈化する可能性があります。まずは一旦、冷静になって、どこからどこまでが事実と認定されたのかを判断するべきです」(同・ワイドショー関係者) 8日には日本サッカー協会の反町康治技術委員長が伊東の問題に言及。 「この件については警察マターになるので、われわれがそれについてコメントすることはできない」 としつつも、疑惑を招いた行動については 「彼も一人のプロ選手として、しっかりと自分のことを律しながらやる必要があるとは個人的には思っている」 と私見を述べた。 フランス1部スタッド・ランスに所属する伊東は6日にチームに合流。クラブの公式Xでは練習ウエアを着た伊東の写真が掲載されている。 「不起訴となれば、日本代表復帰も現実的な話になります。伊東の代理人は告発女性に民事で損害賠償請求すると豪語していますが、それをやると復帰が遠のく可能性もあります。依頼人(伊東)がどう考えているかでしょう」 とは前出のスポーツ紙記者。事態はまだ予断を許さない――。
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