トランスコスモス 長崎県内4拠点目のBPOセンター開所 スタジアムシティ内
企業の業務を受託するBPO事業大手トランスコスモス(東京)は13日、長崎県内4拠点目のBPOセンターを長崎市幸町の長崎スタジアムシティに開所した。既存のセンターと比べIT人材を増員。取引先企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業も強化した「フラッグシップ(旗艦)センター」とする。 オフィス棟(ノース)9階の全フロア2277平方メートルに入居した。雇用規模は50人でスタートし、3年間で400人に拡大予定。人工知能(AI)などを活用し取引先の業務効率化を加速させる。 ワークスペースは全面ガラス張りで、顔認証システムなどで顧客情報を守る。従業員がくつろげるリフレッシュエリアを3カ所に設けた。うちエントランスを兼ねた1カ所はセキュリティーをなくし、来訪者との面談にも活用。同棟4階にデータサイエンスやAIなどを研究する長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス(NUTIC(ニューティック))があり、交流を期待する。 式典には大石賢吾知事や取引先関係者らが出席し、船津康次取締役相談役は「ぜひ産官学で協働したい」とあいさつした。 県内ではほかに同社BPOセンターが長崎市に2カ所、佐世保市に1カ所あり計1500人が勤務。首都圏を中心に40社の業務を受託している。