【日本ハム】ドラ1細野晴希が3日ロッテ戦で本拠地初登板「そんなに緊張感はない」プロ初勝利へ
最速158キロドラ1左腕が北海道デビューする。日本ハム細野晴希投手(22)が3日ロッテ戦(エスコンフィールド)で本拠地初登板する。 プロデビューした6月18日阪神戦は、野球の聖地甲子園で4回2死まで完全投球。初勝利はお預けも4回1/3を2安打1失点、6奪三振と上々の投球でアピールした。今度はホームのファンの前で力投し、プロ1勝をつかみ取る。 北海道のファンの声を力に変える。細野は「前回(甲子園)は打たれた時とかフォアボールの時に盛り上がってたんですけど。ホームなんで、ファンの声援のタイミングとかも違ってくると思う。そういうのをちょっと力に変えながら投げられたら」と意気込んだ。 2軍戦では5月26日巨人戦でエスコンフィールドのマウンドを経験。甲子園でのデビュー前、6月11日から1軍に合流し、少しずつ球場の雰囲気も目に焼き付けてきた。今回の登板前も同28日から1軍再合流し「そんなに緊張感はないですね」。慣れてきた北の舞台で、気負いなく腕を振る。 昨季日本一の阪神打線相手に投げた経験は貴重だ。「バッター有利のカウントだったり同じ球を続けたりしたら、2席目とかにはちゃんと仕留めてくる。さすがだなと」。高いレベルを感じながらも自身の立ち位置は見誤らない。細かいコースへのこだわりより「今は打たれてもいいんで、どんどんゾーンで勝負して行く段階」。思い切って捕手のミット目がけ投げ込む。 2位と好調なロッテ打線が相手。警戒する選手には「外国人2人と、岡選手ですかね。1打席目にバーンって打ってるイメージが僕は強いので。入りをしっかり気をつけて」。チームは5連敗中。7月3日「な(7)み(3)の日」に、ルーキーが新たな波を起こし、もり立てる。【永野高輔】