大洲の農産品を活用してつくった「大洲くらふとコーラぞぶる」

　かんきつやショウガなど大洲市特産の農産品を使ったクラフトコーラを、天然調味料・機能食品メーカー「仙味エキス」（同市平野町野田）が開発し、12日に発売した。地元農業者と協力し、市場に流通しない摘果や規格外品を原料に使いフードロス削減を見据えている。 　業務用のエキス缶を主力商品とする同社は食品加工企業が主な取引先で、地元であまり知られていないのが課題だった。3年前から自社のブランディング活動に取り組む中で、大洲の産品を使った商品の開発に着手。かんきつやショウガ、原木シイタケなど7種類の農産品を調合。試作品をイベントで提供し改良するなど、2年間の試行錯誤を経てスパイシーですっきりした味に仕上げた。