岩松了、自身の新作「峠の我が家」の主演・仲野太賀、ヒロイン・二階堂ふみに期待
仲野太賀が主演を務める「M&O playsプロデュース『峠の我が家』」が、10月25日から11月17日まで東京・本多劇場で上演される。 「峠の我が家」は、岩松了が作・演出を手がける新作。作中では、峠にある古い一軒家を舞台にした物語が展開する。夏の間は、観光客を受け入れる“峠”という旅館を営んでいるその家には、主人の佐伯稔、その息子・正嗣、そして借金のカタとして嫁いできた、正嗣の妻の斗紀が住んでいた。夏が過ぎたある日、安藤久志という若者がその家を訪ねてきて……。仲野が安藤役を担い、二階堂ふみがヒロイン・斗紀役を演じる。このほかの出演者には、柄本時生、池津祥子、新名基浩、岩松、豊原功補が名を連ねた。 仲野は、2011年上演の「国民傘」以来、岩松の作・演出作品に5回出演してきたが、単独主演を務めるのは今回が初めてのこと。二階堂が岩松作品に出演するのは、2013年上演の「不道徳教室」以来となる。岩松は「二階堂ふみには、女子高生(「不道徳教室」)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待してます」とコメント。仲野は「二階堂さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんと、『やっぱり岩松さんやばいね…!!』なんて言いながら、稽古場でのたうち回る日々が今から楽しみでなりません」、二階堂は「初舞台でご一緒した太賀くんと、岩松さんの紡ぐ言葉をお届けできるよう頑張りたい」とそれぞれ意気込みを述べた。 なお本作は、東京のほか、新潟・宮城・富山・愛知・広島・岡山・大阪でも上演される。東京公演のチケットの一般販売は、8月24日にスタート。 ■ 岩松了コメント 峠にある家。それは社会から逸脱しているようにも見え、堅固に家を守ろうとしているようにも見える。その家に嫁いだ女は自身の居場所を見つけられずにいる。そしてその峠を越すために家に立ち寄ることになった男の自分を偽ろうとするその苦悩に激しい感動を覚え、恋に落ちる。 峠は文字通り、人が越えようとする自身の高みの形象なのかもしれない。 二階堂ふみには、女子高生(「不道徳教室」)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待してます。 ■ 仲野太賀コメント 岩松了さんの演劇に出演するのは、僕にとってとても特別な経験です。 M&O playsプロデュース作品「国民傘」に出演してから13年程経ちました。当時からある岩松作品への憧れは近づくほどに輝きを増し、その背中の大きさを知れば知るほど、遠のいていくような感覚があります。 二階堂さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんと、「やっぱり岩松さんやばいね…!!」 なんて言いながら、稽古場でのたうち回る日々が今から楽しみでなりません。 ■ 二階堂ふみコメント 岩松さんの舞台に出させて頂くのは、11年ぶりになります。何年経っても岩松さん書かれた言葉は身体に残っていて、時たま口に出してみたりしてました。(ソバコが鳴いてる…) 今回はどのようなお話になるのでしょうか。筆は進んでいるのでしょうか。 初舞台でご一緒した太賀くんと、岩松さんの紡ぐ言葉をお届けできるよう頑張りたいと思います。 ■ M&O playsプロデュース「峠の我が家」 2024年10月25日(金)~2024年11月17日(日) 東京都 本多劇場 □ スタッフ 作・演出:岩松了 □ 出演 仲野太賀 / 二階堂ふみ / 柄本時生 / 池津祥子 / 新名基浩 / 岩松了 / 豊原功補 ※東京公演のほか、新潟・宮城・富山・愛知・広島・岡山・大阪公演あり。