パリ五輪の難コースに挑むマラソン前田穂南 「20g軽くなった」新厚底シューズの威力
昨年10月のパリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では冷たい雨に見舞われた影響もあって7位に終わったが、そこから再起して1月の大阪国際で一気に記録を伸ばし、パリ五輪代表の最後の切符をつかみとった。日本記録保持者となったことで、パリでも期待が高まっている。
前田は大阪国際のレース前、目標についてはプロ野球阪神の岡田彰布監督にならって「アレ」と話し、周囲をけむに巻いた。パリ五輪についても一切、目標は明言しておらず、自らに余計なプレッシャーをかけることなく、自然体で臨む構えだ。「パリのコースを走れるのは楽しみな気持ちが大きい。元気な状態でスタートラインに立ちたい」。新たな相棒とともに、自信を持って五輪を迎えることができそうだ。(丸山和郎)