中国、台湾問題でインドに慎重な対応要請 代表事務所開設で
[北京 17日 ロイター] - 中国外務省の毛寧報道官は17日の定例会見で、台湾がインドに3カ所目の代表事務所を開設したことを受け、インドに対し台湾問題に慎重に対処し、中国とインドの関係改善に悪影響が出ないようにすべきだと述べた。 台湾の中央通信社によると、台湾は16日にムンバイに代表事務所を開設した。ニューデリー、チェンナイに続きインドで3カ所目となる。 毛寧報道官は、中国は国交のある国が台湾と公式に接触することに反対すると表明。「インド側には厳正に抗議した」とし「1つの中国という原則はインド側の真剣な政治的コミットメントであり、中印関係の政治的基盤だ」と述べた。 報道官によると、中国はインドに対し、コミットメントを厳守し、台湾関連の問題に慎重かつ適切に対処した上で、台湾とのいかなる公式交流も行わないよう求めた。