高梨雄平

　巨人・高梨雄平投手（31）が27日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円アップとなる1億5000万円の3年契約でサインした。 　高梨は年俸の金額について聞かれると、開口一番に「戸郷（翔征）の半分です」と笑顔。続けて「頭の数字は変わってないです。ありがたいことに上げてもらいました」と球団に感謝した。 　ベテラン投手としてリリーフ陣を支えた高梨。今季は51試合に登板し防御率は2・04で25ホールドをマーク。8月25日の中日戦（東京ドーム）では、プロ野球史上10人目となる「ルーキーイヤーから8年連続40試合登板」を達成し、4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。 　高梨は今季、国内FA権を行使せずに残留。ファンからは残留を喜ぶ声が多く上がった。「本当に僕自身、出て行く理由があんまりない感じだったので。子供の頃からやってみたかったところでプレーできていて楽しくやれています」と率直な思いを語った。 「個人的には制圧力のあるピッチャーになりたいと思っている」と意気込んだ左腕。このまま会見を終えるか…。と思いきや、ふとなにかを思い出したかのように机に戻り、〝大演説〟を始めた。 　高梨は「球団には交渉の時に『東京ドームで販売している選手プロデュースグルメの新商品を出したい！』って言いました。個人的には2つくらい新商品を出したいなーと思っています。これは書いてください！（笑い）」と報道陣の前で、新グルメ開発実現の〝宣伝〟をうながした。今シーズンは自身の料理系You　tube番組の「たかなしきっちん」と東京ドームのコラボグルメとして出している『TGカレー』の一品のみだった。 「結構ラインアップは考えているんですけど、まずは2つ。2つ作りたいなー」と語った背番号53。この声もきっと本拠地に届くことだろう。 （金額は推定）