演奏、合唱壮大に「第九」 山形・山響演奏会
年末恒例となった山形交響楽団によるベートーベンの交響曲第9番の演奏会が28日、山形市の山形テルサで開かれた。桂冠指揮者の飯森範親さんがタクトを振り、壮大な演奏と合唱が師走の山形に響いた。 宮地江奈さん(ソプラノ)在原泉さん(アルト)小堀勇介さん(テノール)杉尾真吾さん(バス)がソリストで出演。合唱は山響アマデウスコアのメンバー約70人が務めた。 山響はオリジナル楽器を取り入れるなど初演当時の演奏法や編成を踏まえ、曲本来の意味や思想を表現した。合唱が加わった第4楽章では高らかに「歓喜の歌」を歌い上げ、会場から「ブラボー」の声が飛んだ。 演奏会は山形テルサが主催し、JA山形市が特別協賛した。