卒業までプレハブの“仮設校舎”になる可能性も…中学校新校舎の工事遅れる 原因は物価や人件費の上昇と「2024年問題」
(愛知県 防災危機管理課 黒原弘治室長) 「入札が『不落』、予定価格の範囲内に収まらなかった」 214億円の予定価格内で落札できる業者がおらず、入札は不成立に。 県はひとまず、消防学校エリアだけを再び入札にかける苦肉の策に出ましたが、3年後の4月に予定していた防災拠点の完成時期は最低でも2年は遅れる見通しになりました。 (愛知県 防災危機管理課 黒原弘治室長) 「この厳しい市場環境の中、いろんな工夫をして早期に実現できるように。(入札エリアを分けることで)市場の影響を最小限にして進めていく」 また、名古屋市南区の日本ガイシホールも、入札の不調で改修工事の工期が半年ほど延びることになり、リニューアルオープンを見込んで予定していた24件のイベントがキャンセルになりました。 「資材の高騰」と「2024年問題」を背景に、各地で相次ぐ公共工事の遅れ。 その影響が広がっています。
CBCテレビ