結婚1年目、義兄から「お中元」が届きました。義親には送っていましたが兄弟には送っていませんでした… お礼はどうすればいいですか?
お中元のお返しの相場
義兄など目上の方にお中元をいただいた場合、感謝の気持ちから高額な商品を選ぶ方もいますが注意が必要です。目上の方へ送られた品物よりも高額な品物を贈るのは、「今後のお中元を断る」というアピールにとらえられてしまうケースもあるためです。 お中元のお返しは、受け取った品と同程度の相場で選びましょう。一般的に親戚向けのお中元の相場は、3000~5000円です。来年以降も贈ることになるため、無理のない範囲で選ぶとよいでしょう。 商品を選ぶときには、義兄の食習慣や好みなどを配偶者に聞いてみるのがおすすめです。「お酒をよく飲み、特にビールが大好き」「甘いものが好きでよく和菓子を食べている」など、贈る相手に合わせたギフトは喜ばれます。 また、お中元の時期は旅行や帰省などで家をあけることも多いため、消費期限が長く日持ちする商品を選びましょう。
お中元のお返しを贈るタイミング
お中元を受け取ったあと、あまりにも早くにお返しが届くと形式的な印象を持たれてしまう恐れがあります。そのため、受け取ってから1週間から3週間程度で届くように、そしてなるべく7月下旬から8月にかけて届くように手配しましょう。 熨斗(のし)の表書きは「お中元」でも問題ありませんが、立秋(2024年は8月7日)までであれば「暑中見舞い」に、立秋が過ぎてしまったら「残暑見舞い」として贈ります。 また、お中元としてお返しを贈らずに、夏の旅行で買ったお土産など自然な形でお礼を伝えるのもよいでしょう。
お中元はマナーを知って感謝の気持ちを送ろう
お中元は、基本的に目下の人が目上の人へ感謝の気持ちを込めて贈る品物です。 しかし、今回のケースのように義兄など義実家から届くこともあるでしょう。お中元が届いたら、送り返すよりも先にお礼の気持ちを伝えるのが、基本的なマナーです。これから始まる親戚付き合いに向けて基本的なマナーを習得し、お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えてみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部