腕時計の精密さが見渡せる!? フルブラックのスケルトンウォッチ登場! 陰影を強調したデザイン哲学とは
●大胆な意匠の中に時計製造技術の粋を集めたスケルトンウォッチ
スイス・ジュネーブを拠点にアーティスティックなウォッチカスタマイズを手がけるラベルノワールとの間で、2020年よりパートナーシップを結んでいるモーリス・ラクロア。 【画像】時計の中身ってどうなってるの? フルスケルトンの面白さを画像で見る(7枚) 初回コラボではモーリス・ラクロアを代表するアーバンウォッチ・アイコンを再解釈、ブラックにグレーを組み合わせた都会的な配色が人気を集めましたが、これに続く第二弾として待望のコラボレーションモデルがこの春登場します。
ベースモデルとして選ばれたのは、ブランド内最上位ラインとして位置付けられるマスターピース・コレクションのコンプリケーションウォッチ「マスターピース スケルトン」。 ムーブメント内部の機構を表からも裏からも見せるアヴァンギャルドなルックスを備えたスケルトンウォッチで、心臓部には自社開発の手巻き式ムーブメント“ML134”を搭載。 フルスケルトン仕様のムーブメントでは、使用する素材の配置や素材によっては物理的にかかる力のバランスを欠く可能性があり、場合によっては想定外の湾曲が生じる危険もはらみますが、この“ML134”ではそうした危険を可能な限り回避できるよう、構造内のそれぞれの部品に掛かる力を綿密に計算してムーブメントの内部設計を最適化。 メインプレートとブリッジをコンピュータ制御による工作機械を用いて製作することで、極めて安定性の高い性能を維持することに成功。大胆な意匠の中に現代の時計製造技術の粋を集めたコレクションとして、多くの愛好家の心をとらえています。
●黒を基調とする陰影でワンランク上の審美性を実現したスペシャルモデル
今回登場するのは、この世にも美しいスケルトンウォッチに、ラベルノワール得意の“黒”をまとわせたスペシャルエディション。 単に地板やケースをオールブラックに塗り替えるにとどまらず、機構内部のカラーや仕上げまで徹底してこだわることで、ウォッチ内部の陰影がいっそう強調された印象深い仕上がりになっています。
例えばムーブメントの地板部分には、表面にサンブラッシュ仕上げ、ポケットの底にはサンドブラスト仕上げを施したブラックカラーのプレートを採用。 それぞれ印象の異なる仕上げを組み合わせることで、光の入る角度によってブラックにもグレーにも見える雰囲気のある仕上がりに。 またムーブメント内部の歯車をシルバーで揃えることで抑制の効いた端正な印象を与えつつ、ペルラージュ装飾やポリッシュ仕上げを効果的にあしらうことで、それぞれのパーツの存在感を際立たせています。 さらに既存のモデルではケース表面にPVD加工を施していたのに対して、今回のコラボレーションではより優れた耐傷性・耐摩耗性を実現できるマットブラック&アンスラサイトのDLC加工を採用。 小傷のつきやすいりゅうずとベゼルにも同じくブラックDLC加工を施すことで、ワンランク上の審美性とともに実用面においてもいっそうの耐久性向上を実現しています。 世界288本限定という希少性も手伝って、出荷即完売が予想される注目のコレクション、気になる人はぜひ早めのチェックをお勧めします。 ●製品仕様 「モーリス・ラクロア マスターピース スケルトン ラベル ノワール」 ・品番:MP7228-DLB04-090-2 ・価格(消費税込):106万9200円 ・ケースサイズ:43mm径・13mm厚 ・ケース:ブラックDLCステンレススティール、ガンメタルグレーDLCコーティングを施したオープンケースバック ・ストラップ:ブラックのナイロンストラップ ・風防:両面反射防止加工を施したサファイアクリスタル ・ムーブメント:機械式 手巻き Cal. ML134(18,000振動/2.5Hz、45時間パワーリザーブ、19石) ・防水性能:5気圧防水 ・限定数量:世界288本 ・発売時期:2024年4月
VAGUE編集部