ハラスメントに揺れた町で町長選 新町長の“決意” 職員からは期待の声 愛知・東郷町、岐阜・池田町
投票率は前回の町長選と比べ2.6ポイント増える
38歳の町のリーダーに、役場の職員の反応は―― 「しっかりとした常識的な感覚をもった方という印象ですので、一緒に町づくりを進めていける方がトップになったなという気持ちです。町長、副町長との関係をしっかり立て直して、みんなで同じ方向を向いて仕事をしたい町づくりを進めていきたい」(町役場の職員) 町の選挙管理委員会によりますと、投票率は47.43%で前回の町長選と比べ2.6ポイント増えました。 「若い町長なので子育て世代とかに、力を入れてやってくれる期待がある。ハラスメントは払拭して、誰もが住みやすい町にしてほしいです」(町民) 「若い町長さんなので、新しい風が吹けばいいですけど、時代も時代ですので、令和の時代に合った人柄でやっていただけたらいいのかな」(町民)
岐阜・池田町でも町長選
岐阜県池田町でも町長選が行われました。 池田町では、岡崎和夫前町長が15人の女性職員に対しキスをしようとしたり、後ろから抱き付いたりするなどの行為が第三者委員会にセクハラと認定され、4月に辞職していました。 無所属・新人の会社員、竹中誉さん(53)が町の人口減少と少子化対策の支援策などを訴え、7150票を獲得。 新人3人の争いを制し、初当選を果たしました。 投票率は51.89%で、これまで最も低かった2011年を下回り、過去最低となりました。 10日朝、初登庁した竹中さんに、当選証書が授与されました。 「二度と池田町からハラスメントにまつわる問題が起こらないよう、そうした覚悟を共通認識として取り組んでいきたい」(岐阜・池田町 竹中誉新町長)