新潟・上越では堤防越え 津波、川逆流し浸水か
能登半島地震で発生した津波により、新潟県上越市港町の一部で住宅など約50棟が立ち並ぶ範囲が浸水したことが4日、県への取材で分かった。国土交通省北陸地方整備局のカメラ映像では、市内の関川と保倉川の合流点まで津波が逆流し、堤防を越える様子が確認できた。住宅1棟で床上浸水があり、市が浸水範囲や被災状況を調査する。 北陸地方整備局によると、関川の河口から約400メートルに設置された定点カメラが撮影。地震が発生した1日午後4時10分ごろから約25分後の午後4時35分ごろ、津波が川をさかのぼる様子が写っていた。堤防の一部が欠損しているのを同局職員が確認した。