台風の去ってお江戸の味来る 山形屋に初出店11社含む58社の1000品ずらり 9月2日まで「大江戸のれん市」
江戸に伝わる味と技を集めた「大江戸のれん市」が30日、鹿児島市の山形屋で始まった。初出店11社を含む58社が、工芸品や特産品合わせて約1000品を販売する。台風10号の接近に伴う臨時休業で催事のスタートが遅れたこともあり、心待ちにしていた多くの客が来場した。9月2日まで。 【写真】「大江戸のれん市」で販売するアップルパイ=30日、鹿児島市の山形屋
江戸のソウルフードの「深川めし」や江戸前ずしに加え、今年はスイーツコーナーを拡充。江戸切子やおろし金などの工芸品もあり、企画専門課の中村美紀課長(52)は「伝統的なものから新しいものまで幅広くそろう。実演販売する職人との会話も楽しんでほしい」とPRした。 同市東谷山5丁目のパート若松みゆきさん(47)は「江戸の古風な文化が好きで、毎年浅草へ旅行に行く。初日を楽しみにしていたので、お気に入りの唐辛子や大学芋を買えてうれしい」と笑顔で話した。台風の影響で、一部入荷が遅れる商品もある。
南日本新聞 | 鹿児島