【府中牝馬Ｓ】好メンバー！いよいよ始動の女王・ブレイディヴェーグの舞台適性は？／坂上明大の重賞血統査定
フィアスプライド
母母ストームソングは１９９６年フリゼットＳ、ＢＣジュヴェナイルフィリーズを制したＧⅠ馬で、本馬の全姉には２０２０年秋華賞３着馬ソフトフルート、半姉には２０１２年フローラＳ勝ち馬ミッドサマーフェアがいます。ディープインパクト×Kingmamboの本馬は日欧のミックス配合で、昨年は上がり３Ｆ３２秒６の末脚を披露して０秒１差の４着。ヴィクトリアマイルでも２着に好走しており、斤量差がある今回はＧⅠ馬相手でも全く引けを取らない素質馬です。 適性評価：★★★★★ 素質評価：★★★★
ブレイディヴェーグ
母インナーアージは牝馬２冠馬ミッキークイーンの全姉で、母自身も芝１６００～２５００ｍで４勝を挙げた中距離馬です。スレンダーな体つきは母譲りのそれで、ロードカナロア×ディープインパクトという主流配合にNureyevの５×５など欧州血脈の仕掛けを併せ持つ点も○。直線の長い芝１８００メートル以上はピッタリの舞台設定でしょう。課題は斤量５７キロのハンデです。 適性評価：★★★★★ 素質評価：★★★★★
マスクトディーヴァ
母母ビハインドザマスクは芝１２００～１６００メートル重賞３勝馬で、母マスクオフはLyphardの４×４を持つ機動力型ディープインパクト産駒。ルーラーシップを父に配した本馬も立ち肩の機動力型で、ルーラーシップ×ディープインパクトらしい小柄な中距離馬体型にも出ています。ヴィクトリアマイルからの距離延長はプラス材料で、ディープインパクト＋欧州血統のバランスも○。今年３戦の舞台よりも間違いなく本馬の持ち味が活きる条件替わりとなりそうです。 適性評価：★★★★★ 素質評価：★★★★★
坂上 明大
