広島・栗林が今季初めてシート打撃に登板 伝家の宝刀・フォークの復調に手応え「あれだけワンバウンドしても振ってくれた」
「広島春季キャンプ」(20日、沖縄) 守護神への返り咲きを目指す栗林良吏投手(27)が今季初めてシート打撃に登板した。打者5人に対して1安打、1奪三振と好投。伝家の宝刀・フォークの復調に手応えを示した。 【写真】表情とジェスチャーからもフォークの復調っぷりがよく伝わる 先頭の二俣は直球で右飛。田中には直球を左前に運ばれたが安打はこの1本のみ。矢野を右飛とすると、続く石原への2球目に投じたフォークで空振りを奪う。1ボール2ストライクからカーブで空振り三振とした。最後に対戦した中村健の初球にもフォークで空振りを奪い、2球目の直球で中飛に。納得の表情で登板を終えた。 直球の最速は143キロ。「もう少しファウルや見逃しを増やせれば」と課題を挙げた一方で「昨シーズン苦しんだフォークがあれだけワンバウンドしても振ってくれた。低めにも集まっていましたし、そのあたりは良かった」と最大の武器の復調には手応えを感じていた。