おかずクラブ・オカリナ 業界内の実態を告白「潜在的にちょっとだけ女性を下に見てる方が多い」
今年の女芸人No.1決定戦「THE W」ファイナリストであるお笑いコンビ「おかずクラブ」と4人組「ぼる塾」が26日、吉本興業グループの教育機関・よしもとアカデミー(東京・池袋)で特別授業を行った。 同アカデミーでは芸人やマネジャーのほか、いろんな現場のスタッフを養成していて、近年は女性も増えている。授業後の取材会では、同性スタッフだからこそのやりやすさについて話題に。おかずクラブのオカリナ(40)が切り出した。 「濡れたりする仕事の時に下着を預けたりとかするのがやっぱり、女性のスタッフさんがいたほうがありがたい。言いやすい。お風呂とかもありますしドッキリとかもそうなんですけど。その後に男性のスタッフさんが(下着を)洗ってたとしても、受け渡しが女性であることもすごい安心があるというか…。女性だと、自分のされて嫌だなと思うことが分かるので」 ぼる塾の最年少・きりやはるか(29)は「着替える時とか、男性がいると『出てって下さい』って言えない。女性の方が『お着替えするんで』とか言ってくれたら、すごいちょっと安心といいますか…」と本音を告白。 するとオカリナも「みんなの楽屋なのに『出てってくれ』って、なんかもう自尊心の塊みたいでちょっと言いづらいじゃないですか」、相方・ゆいP(38)も「〝お前の体なんて見てねぇよ〟って思われたら…」と同調した。 女性寄りの趣味が多く、同性スタッフのほうが分かり合えやすいというぼる塾・田辺智加(41)は「これ、ちょっと言うとアレかもしれないんですけど、男性だと〝これやっときゃいいんでしょ〟みたいな、〝女子はこれ〟(と決めつけられる)」と指摘。 するとオカリナは「分かる!」と声を上げ、「差別とかじゃないんですけど、潜在的にちょっとだけ女性を下に見てる方が多いんですよね。全体を通してなんですけど、誰がとかじゃなくて。能力的な問題もあるんですけど、〝女ってコレが喜ぶんでしょ〟が見えてる人が多いんですよ」と実情を明かした。 つい先日、大みそかのNHK紅白歌合戦で星野源が歌うはずだった楽曲は、かつて性加害疑惑を取り沙汰された監督作品の主題歌ということで変更に。テレビマンがドタキャンした会食の席で中居正広が女性とトラブり、解決金9000万円払っていたことも発覚した。 そんななか女性芸人たちが上げた声は、思い当たるフシのある業界人にとっては耳が痛かろう。
東スポWEB