全国高校駅伝、兵庫勢入賞ならず 男子・西脇工13位が最高 須磨学園は男子16位・女子23位
男子第75回、女子第36回全国高校駅伝は22日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロで行われ、男女計3校が出場した兵庫勢は男子の西脇工が2時間5分52秒で13位、須磨学園が2時間6分21秒で16位、女子の須磨学園は1時間11分20秒で23位だった。兵庫勢がそろって8位入賞を逃すのは、2014年以来10年ぶり。 【写真】16位でゴールする男子・須磨学園の梅田大陸 男子は佐久長聖(長野)が2時間1分33秒で2連覇。兵庫代表の西脇工、近畿代表の須磨学園はともに優勝争いに加われなかった。女子は長野東が1時間7分27秒で2年ぶりの優勝。兵庫代表の須磨学園は精彩を欠き、出場した大会の連続入賞回数は「25」で途切れた。(山本 晃) 男子・西脇工=永井宏明監督(就任1年目での入賞はならず)「(全国大会の同校最高記録)2時間3分18秒を更新できる選手はそろっていたが、力を発揮させてあげられなかった。全国で入賞する、メダルを取る難しさを痛感した。経験を来年につなげたい」 男子・西脇工=神吉惺翔(3年生。直前の選考会を経て5区に起用され)「県、近畿駅伝で走れなかったが、すべてが報われた。一つでも上の順位を狙って攻め、最初の1キロは突っ込めた。重圧は感じず、最後の駅伝を楽しめた」 男子・須磨学園=山口哲監督(1区藤岡の力走に)「そうそうたるメンバーの中、入賞圏内と僅差で走破したことは評価できる。生徒にはメダルを取らせてあげられず申し訳ない。苦しいことが多かったが、12月を京都で迎えられて誇らしい」 男子・須磨学園=真田大輔(3年生で初めての都大路)「いい経験になった。入学から走ってはけがで、復帰を急いで繰り返していた。今年5月から2カ月走らず、脚をつくり直した。体の状態に合わせ、自分で考えることが大事だと学んだ」 女子・須磨学園=浜本憲秀監督(出場した大会の連続入賞が25でストップ)「1年1年が勝負。惨敗を知って学ぶことも多い。しっかりとはい上がってまた来年、生徒たちに『楽しい駅伝だった』と言ってもらえるように努力したい」