店舗名「AUTOBACS」には1文字ずつ意味があった! オートバックスセブンに聞いた
【会社のギモン】オートバックスセブン 今年も熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げている漫才師日本一を決める「M-1グランプリ」。今でこそ超人気番組だが、立ち上げ当初はスポンサーがなかなか見つからなかった。 【写真】目がチカチカするほど…「スーパー玉出」の電飾は何のため? フライフィッシュに聞いた そんな折、手を挙げたのが大阪で創業のオートバックスセブン。2001~10年まで冠スポンサーを務めたが、当時の住野公一社長の勘違いから生まれている。 ■ウチがやらなあかんやろ! 「企画書を見て『これはウチがやらなあかんやろ!』と手を挙げた。当時、住野社長は『笑いの経営』を掲げており、M-1をオートバックスのために企画したと思い込んだのです」(関係者) 同社の創業は戦後間もない1947年。渡米した創業者の住野敏郎氏が現地のカー用品の小売業態に「これや!」とピンときたことで、日本初のカー用品専門店を東大阪に誕生させた。 気になるのは、「オートバックス」という店名の由来。どんな意味があるのか? 「AUTOBACSは店舗の取扱商品の頭文字をとったものです。Appeal(アピール)、Unique(ユニーク)、Tire(タイヤ)、Oil(オイル)、Battery(バッテリー)、Accessories(アクセサリー)、Carelectronics(カーエレクトロニクス)、Service(サービス)の意味があります」(オートバックスセブン担当者) 確かに74年に大東市に出店した1号店の看板を見てみると、タイヤ、オイル、バッテリー、カーアクセサリー、カークーラー、サービスと片仮名で書いてある。 カークーラーだけ後にエレクトロニクスに変更されているが、つまり「トバックス」。これにアピールとユニークを組み合わせれば、自動車を表すAutoになって字ヅラもよくなるという寸法だ。