ムチュア・マドリッド・オープン

大坂なおみ[写真/ゲッティイメージズ]

女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000）は25日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク197位の大坂なおみは第15シードのL・サムソノヴァに2-6, 6-4, 5-7のフルセットで敗れ、3回戦進出とはならなかった。 【大坂 なおみvsサムソノヴァ 1ポイント速報・結果】 26歳の大坂は今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン（カタール/ドーハ、ハード、WTA1000）で8強入り。その後、先月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）とマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）で3回戦に進出した。 今月は12日と13日に行われた国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ（日本/東京、ハード）ファイナル予選「日本vsカザフスタン」に日本代表として出場し、第2試合でY・プチンセワ（カザフスタン）に勝利。日本の3勝1敗でのファイナルズ進出に貢献した。 その後は前週行われたオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール（フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250）に出場。約2年ぶりにクレーコートでプレーを披露したものの、1回戦でM・トレヴィサン（イタリア）にストレートで敗れた。 その大坂は2週連続でクレー大会に参戦。ムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは2年ぶり5度目であり最高成績は2019年の8強。今大会では1回戦で世界ランク69位のG・ミネン（ベルギー）を6-4, 6-1のストレートで下し2年ぶりにクレーコートで白星を挙げ初戦突破を決めた。 2回戦では先月のBNPパリバ・オープンで下したサムソノヴァと対戦。第1セット、開始から4ゲーム連取を許した大坂は第5ゲーム、2度のブレークポイントを凌ぎ、ようやくサービスゲームをキープ。しかし、その後はブレークバックのチャンスを掴めず先行される。 続く第2セット、第1ゲームでブレークを許した大坂は第4ゲームでブレークバックに成功。直後の第5ゲームで再びブレークを許したものの第8ゲーム、サムソノヴァのミスを見逃さずブレークバック。さらに第10ゲームで3度目のブレークを奪い、1セットオールに追いつく。 迎えたファイナルセット、第3ゲームで2度のダブルフォルトを犯しブレークポイントを握られた大坂。最後は自身のショットがアウトとなりブレークを許す。それでも直後の第4ゲームですぐさまブレークバックに成功。その後はサムソノヴァのドロップショットに苦しむも第7・第9ゲームで1度ずつブレークポイントを凌ぎサービスキープ。しかし、第11ゲームでブレークを許し、2時間超えの激闘の末に力尽きた。 勝利したサムソノヴァは3回戦で第18シードのM・キーズ（アメリカ）と対戦する。キーズは2回戦で世界ランク128位のI・C・ベグ（ルーマニア）を7-6 (7-3), 7-6 (8-6)で下しての勝ち上がり。