『ペルソナ3 リロード』海外メディアによるレビュー平均値「メタスコア」で89点の高評価を獲得。戦闘やシナリオの追加要素が高く評価されている
『ペルソナ3』のリメイク作品『ペルソナ3 リロード』に関して、海外メディアによるレビューの評価を集計し、平均化した「メタスコア」の値が公開された。 執筆時点でPS5版のレビューが最も多く、50件で平均89点を記録している。 なお、Xbox Series Xでプレイしたレビューが23件で平均86点、PCでプレイしたユーザー数が14件で90点となっている。 『ペルソナ3 リロード』はアトラスより2006年に発売されたPS2向けのRPG『ペルソナ3』を現行ハード向けにフルリメイクした作品だ。 物語はペルソナ能力を発現した主人公が、彼が通う私立月光館学園の「特別課外活動部」のメンバーたちと出会い開幕。深夜0時に訪れる隠された時間帯「影時間」にまつわる戦いへ挑んでいく様を描く。 アンリアルエンジンを駆使してフルリメイクが行われ、解像度は勿論のことマップや各ロケーション、キャラクターの表現は『ペルソナ5』を彷彿とさせる現代的なスタイリッシュさを獲得。さらに、戦闘においては「シフト」「テウルギア」が追加されたほか、ダンジョン要素である「タルタロス」にも新ギミックなどが追加され遊びやすく進化している。 さらに、作中に登場する敵対組織「ストレガ」にまつわる追加エピソードや、特定のキャラクターとの関係性やバックグラウンドを掘り下げる「リンクエピソード」も収録。結果として『ペルソナ3』を『ペルソナ5R』などで培われたノウハウなどでモダナイズした作品として大きな注目を集めている。 このたび公開された各メディアによるレビューでは、やはり『ペルソナ3』が現代的なフルリメイクとして遊び易くなっている点を高く評価する意見が多い。『ペルソナ3』に関しては拡張版など、複数の移植版がリリースされているなかで『ペルソナ3 リロード』が最高の作品であると評する意見が多数確認できる。 いっぽう、本作の発表後に間もなく判明したとおり、本作に『ペルソナ 3 フェス』と『ペルソナ 3 ポータブル』に収録された「女性主人公」や「エピローグ」といった追加コンテンツが収録されていない点を惜しむレビューも散見される。 『ペルソナ』シリーズのように多くのユーザーが楽しめる作品にとって、女性キャラクターを主人公にできる意義は確かに大きい。いっぽう、本作を満点と評するメディア・Dexertohは前述の要素を指摘したうえで、「リンクエピソード」などにより男性キャラクターとの交流が拡張されている点を評価している。 つまるところ、『ペルソナ3 リロード』は『ペルソナ3』のリメイクとして、発表後から高まった期待にバッチリと応えてくれる作品となっているのだろう。 『ペルソナ3リロード』の対応プラットフォームはPC(Steam、Windows)、PS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox Oneで、Xbox Game Passにも対応。2月2日に発売予定だ。
電ファミニコゲーマー:りつこ
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