『アビゲイル』血しぶきが舞うメイキング映像公開 キャスト陣は「とにかく極限まで血みどろ」
公開中の映画『アビゲイル』より、メイキング映像が公開された。 本作は、『M3GAN/ミーガン』のユニバーサル・ピクチャーズと、『スクリーム』のレディオ・サイレンスが贈るサバイバルアクションスリラー。ある犯罪者集団が、身代金5000万ドルを手に入れようと12歳の大富豪の娘・アビゲイルを誘拐するが、彼女はバレリーナ・ヴァンパイア(踊る吸血鬼)だった。 【動画】『アビゲイル』特別映像:血みどろのメイキング映像 犯罪集団が「誘拐した少女がヴァンパイアだった」という衝撃の事実を知る所からストーリーが展開していく本作。ヴァンパイア映画と言えば吸血がつきものだが、本作は製作陣の悪ノリによって血まみれシーン満載の爆笑映画となっている。今回公開されたのは、あまりの血のりの多さに、キャスト陣たちが歓喜する(!?)血しぶき満載のメイキングシーンだ。 映像は、犯罪グループのひとりで天才ハッカーのサミーを演じたキャスリン・ニュートンが大きな目を見開き「覚悟してね。血の海よ」と告げるところから始まる。大量の血のりが準備され、爆発とともに血しぶきが舞うと、セットから歓声と拍手が沸き起こる。タイラー・ジレット監督は「実際に撃つと興奮するよ。特に血のりキャノン」と大量の血のりを射出する装置に昂ぶりを抑えられなかった様子。 さらに、血まみれのキャスト陣が「ベタベタだよ」「マジでキモイ」など文句を言いながらも楽しんでいる様子が映し出され、本作で最も血のりキャノンを食らったであろう、ジョーイ役のメリッサ・バレラは笑いを抑えながら「×××」とカメラの前でFワードを言い放つ。また、マット・ベティネッリ=オルピン監督は「結局、自分が楽しむためだけど、その結果、視覚と触感が良くなる」と楽しみながらも、リアリティを追求したと言い、ジレット監督も「正しいレバーを引けば観客が恐れる。その雰囲気は感染していく」と観客を恐怖に陥れるべく細部までこだわったようだ。 さらに両監督は、アリーシャ・ウィアーを恐ろしいヴァンパイアに変身させ、 虐殺シーンを作り上げるべく、メイクアップと特殊造形のチームに思い切りやるよう指示したという。メイクアップデザイナーのリズ・バーンは、「血は多ければ多いほどいい。これで量は十分だと思っても、そこからさらに50パーセント増量する、それでもまだ足りない、と言われたの。だから常に『もっと』という意識を心がけた。汗も、血も、汚れもね」と明かす。 『スクリーム』シリーズで主人公サムを演じるなど、血まみれになる役を演じてきたバレラも「今まで散々血まみれになってきたけど、今回が過去最高記録だった。とにかく極限まで血みどろよ」と振り返る。フランク役のダン・スティーヴンスは「撮影中はいつもベタベタしていたし、撮影が進むにつれてどんどん粘着度が増していったよ。それに、吸血鬼の描き方もグロかったね。ピラニアとサメの歯を合わせたような形の歯がニョキニョキっと。本当に怖い! でも、そのグロさすべてにちゃんとユーモアがあるんだ」と血のりの量には辟易した様子だったが、アビゲイルを細部まで観察して、その魅力について分析している。 もし続編が作られるとしたら挑戦してみたいことはあるか? という質問に対してジレット監督は「今作では血が足りなかったような気がしているんだ。だから、続編ではもっと血が欲しいね(笑)」と冗談交じりにまだまだ増量する意欲を見せた。 <作品情報> 『アビゲイル』 公開中