オープニング画面も特別 本物のボルトで固定 ジムニー専用10V型カーナビ アルパインが9月発売
アルプスアルパインとアルパインマーケティングが、スズキ・ジムニーとジムニーシエラ専用に開発した大画面カーナビゲーションシステムとドライブレコーダー搭載デジタルミラーなど、ジムニー専用の新製品群を9月に発売する。 【関連写真】ジムニー専用のオープニング画面で、パネルは本物のボルトを使って固定 ジムニー専用に開発しているのはナビとサウンドシステム、デジタルミラーの3製品。ナビやデジタルミラーは、フロントガラスの上下が短いジムニー特有の前方視界の狭さを妨げないことにこだわった。 アルパインマーケティング・イノベーション開発部の有福秀之部長は「ジムニーのオーナーは前方視界の確保を求めている」と説明。ナビは、これまで発売していた9V型「ビッグX」よりもさらに大画面の10V型を装着するためにパネルや操作ボタンなどを新設計した。 パネルデザインはジムニーのダッシュボードのデザインに合わせた〝ラギッド(無骨な)デザイン〟を採用。ナビ周囲のパネルの4隅には本物のボルトを使いパネルを固定しデザインと機能を両立した。電源が入ると表示するオープニング画面もジムニー/ジムニーシエラ専用のデータを新たに格納し、所有の喜びが高まるようにした。 ドライブレコーダー搭載デジタルミラーもジムニー用に再設計。前方視界を確保する必要があるため、ミラーをより天井寄りの高い位置に装着できるよう取り付けアームを見直した。 専用のサウンドシステムも開発。天井に5センチメートルのスピーカー、ドアに16.5センチメートルのドアウーファーを装着し、天井から音が降り注ぐ包み込まれるような音を実現。このシステムは「メティオサウンド」と名付け、他車種にも展開していく。 ジムニーは月産5000台超の大ヒット車種で、現状でも納車に1年待ちとなるほど。多くがオーディオレス車での注文で純正以外のナビ装着をする人が多いという。有福部長は「『ジムニーならアルパイン!』を掲げ、ジムニー/ジムニーシエラの10%以上に装着してもらえるようにしたい」と話している。
電波新聞社 報道本部