大谷翔平もイチローも「英語ペラペラなのにナゼ通訳が必要?」NY在住の日本人記者が心を痛めた“外国人の失言”「息子の誕生日に無情クビ通告」
ニューヨーカーは気の毒に感じている
「彼があのように反応したのは残念だった。自身が言ったことが誤解され、注目を集めてしまったことを気の毒にも感じる」 ロペスが戦力外通告を受けた翌日、いつも思慮深い2019年の本塁打王、メッツのピート・アロンゾ内野手が残したそんな言葉は胸に響いてくる。 前述通り、退場後のグローブ投げは恥ずかしい行為だが、それだけで職を失うほどの悪行だったとは思わない。あの日の運命的なメディア対応が行われなければ、ロペスはまだメッツのユニフォームを着ていただろう。 メッツが本拠地を置くニューヨークは、世界中から集まった様々な人種がそれぞれのコミュニティを作り、助け合いながら生きている“人種の坩堝”でもある。そこでは自身が声を挙げさえすれば、大抵の場合、様々な助けが得られる。責任の所在が本人か、チームかはともかく、本来なら得られていたはずのヘルプを得られず、チームを追われることになったロペスを気の毒に感じているニューヨーカーは多いのではないだろうか。
(「メジャーリーグPRESS」杉浦大介 = 文)
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