写真：HOMINIS

Jams Collectionが3月16日に東京・サンリオピューロランドにて「3周年記念スペシャルLIVE」を開催した。2021年3月3日に結成され、今年で3周年を迎えたJams Collectionだが、この3年の道のりは必ずしも平坦ではなかった。 【写真を見る】Jams Collectionの「3周年記念スペシャルLIVE」の様子 だが、昨年は小此木流花と大場結女が加入し8人体制としてスタートを切ると、その勢いのまま10月に幕張メッセ 国際展示場ホールにて開催された6thワンマンライブ「JamsEvolution!!!!!!!!!～幕張で"超"沸きまっせ～」を成功させる。さらに今年1月には彼女たちがデビューから目標に掲げていた日本武道館公演を発表。今回の3周年記念ライブはスペシャルでもあり、武道館に向けてのひとつの通過点となっている。 この日のライブはチケットがソールドアウトを達成し、会場には多くのファンが駆けつけた。開演時間になると、「疾走ドリーマー」が流れ始め、青空が広がる中でメンバー一人ひとりがクローズアップされて歌ったのち、ジャムズの想いにマッチした映像が映し出される。オープニングを飾ったのは「フューチャーライダー」。これまでの旅路を肯定し、新たな未来へと歩んでいく今のJams Collectionにぴったりの楽曲だ。津代美月が「みなさん3周年ライブ盛り上がる準備できてますか～？　後ろの方まで盛り上がっていきましょう！」と会場を煽ると、「あの日のメリーゴーランド」「最先端フォーミュラー」といったアッパーチューンを立て続けに披露し、Jams Collectionの真骨頂である熱いステージを届けた。 今回は特別新衣装での登場ということで、津代が「かわいくしてもらいました～」とそれぞれのカラーに合わせたフリフリの衣装をアピール。「トキメキNEW WORLD」でキュートなパフォーマンスを届けた後は、エネルギッシュなポップチューン「夏ときめいちゃいマッスル！」でコントラストを見せつける。続く「ノーヒットノーラブ」ではタオルを客席に投げ入れるパフォーマンスを行い、サマーチューン「青いペディキュア」ではエモーショナルな歌唱で観客を虜にした。 MCパートでは一宮彩夏が「サンリオピューロランドにお越しのみなさん楽しんでますかー？」と語りかけ、サンリオピューロランドとの思い出を語り合った。すると、ここからはスペシャルゲストとしてハローキティ、シナモロール、ポムポムプリンがステージに登場し、ハローキティの楽曲「KAWAII FESTIVAL」をコラボパフォーマンス。そして、「独占オンステージ」「Ready→NOW!」といったJams Collectionの楽曲もコラボで披露し、サンリオキャラクターと目を合わせたり、手を握り合ったりと、キュートなステージを届けた。 ここでJams Collectionから「5大都市単独LIVEツアー『JamDrive!!-2024-』」と「『夏ジャ!!!!!!!!』-大阪城の変-大阪城音楽堂」の開催が発表。神楽胡音は「3周年ライブがどうなるか直前まで不安だったんですけど、みなさんの顔を見てすごい幸せだなと思いました。いろんなことが発表されたと思うんですけど、一緒に駆け抜けてくれたら嬉しいなと思います」、大場は「自分は加入してから1年未満なのでどういうふうな気持ちで臨もうか考えた瞬間があったんですけど、私は3周年というステージで3年目の気持ちをみんなと一緒に味わって、これからは4年目の気持ちで走っていきたい」、水瀬さららは「4年目もずっと変わらず応援してくださったら嬉しいです。みなさんがいたから楽しく活動できているので、これからも楽しい時間をジャムズと作っていきましょう」、津代は「こんな特別な日にサンリオピューロランドさんでできるのが幸せですし、3年目にしてこんなにたくさんの方が見てくれてすごいなと思います。今日は来てくれてありがとうの気持ちをたくさん伝えられたらと思っています」、保科凜は「こうやって長い間活動していく中で、見たことのない景色や想像もしていなかったことをみなさんと一緒に経験してきました。4年目もたくさん見たことのない景色とか、想像もしていなかったことを経験していけたらと思います」、村望しおんは「これからもジャムズを大好きでいてください。思い出いっぱい作りましょう！」、小此木は「みんなの前に立つと自然と笑顔になれて辛いことを忘れられるんです。るーもみんなの嫌なことを忘れさせる存在になるね」、一宮は「これからもみなさんの応援があってこそのジャムズです。新しい体制になっていろんな形のジャムズを見せられるのもすごく素敵なことだなと思いますし、たくさんのいろんな出会いがあることに感謝しながら、これからも頑張っていきたいと思います」と4年目に向けての思いを語った。 メンバー一人ひとりのアカペラからスタートした「疾走ドリーマー」。Jams Collectionが初期から歌い続けてきた楽曲であり、夢を追いかけ続ける強い意志が歌われている。メンバーたちの思いがこもったソロパートは感動的な瞬間だった。「誰かのヒーローになれたなら」「NEW ERA PUNCH!!」を経て、大場が「今から披露させていただく曲は本日初披露の曲になります。この曲は日本武道館に向けた挑戦の気持ちが込められているので気持ちを込めて届けたいと思います」と語り披露されたのは「Believe in Believer」。これから先、まだ見ぬ景色に向かって走り続けていくJams Collectionの決意を感じさせるパフォーマンスで、3周年ライブの幕は閉じた。 取材・文＝川崎龍也