NCT WISH、メジャーデビュー後初の単独ツアーで躍動 日本初アルバム「WISHFUL」披露
韓国の男性6人組グループ、NCT WISHが28日、パシフィコ横浜国立大ホールで初のアジアツアーの神奈川公演を行った。東方神起らの所属事務所の後輩で、今年2月にシングル「WISH」でメジャーデビューして以降、今回が初の単独ツアー。27日に先行配信された日本初アルバム「WISHFUL」の収録曲など17曲を熱唱し、約4500人のファンを熱狂の渦に包み込んだ。 ファンがサイリウムで作る光の海にメンバーがステージ中央から飛び出し、1曲目「WISH」を華麗に歌い踊ると、冒頭から会場はヒートアップ。リーダーのシオン(22)は「皆さん、盛り上がってますか!?」と笑顔。ユウシ(20)は「僕たち、今日はいろんなことを準備してきたので楽しんで帰ってください」とほほ笑んだ。 NCT WISHは日本出身4人、韓国出身2人からなる6人組。多国籍グループ、NCTの新ユニットとして昨年9月に本国のオーディション番組から誕生した。 今年2月に事務所の先輩、BoA(38)をプロデューサーに迎えたシングル「WISH」で世界デビュー。洗練された容姿と独創的な音楽、エネルギーあふれるパフォーマンスが国内外で注目を浴び、7月のセカンドシングル「Songbird」は初動売り上げ53万枚と今年デビューのK-POPアーティストで最高記録を樹立。SNSの総フォロワー数は318・2万人超を誇る。 日本では今年2月に東京ドームで開催された事務所主催の音楽イベント「SMTOWN LIVE」でお披露目。今回のアジアツアーの日本公演も6都市12公演の全公演チケットが完売するなど勢いをつけてきた。 サクヤ(17)は「皆さんの声がエネルギーになっている」と感謝し、ジェヒ(19)も「自分の自信がシズニー(ファンの愛称)です」と笑顔。 この日はゲームの世界観を再現した演出の中、健康上の理由で活動休止中のリク(21)を除く5人が躍動。デビュー曲「WISH」から日本初アルバム「WISHFUL」(来月25日発売)のリード曲「Wishful Winter」、BoAの名曲「No.1」のカバーなど17曲をパワフルに歌い踊った。 約2時間を駆け抜けたユウシは「今の気持ちを表すのは難しい…」と感涙。リョウ(17)は「(ファンとの)絆を強くするためにもっといっぱい活動したい」と誓い、シオンは「シズニーの幸せのために6人でこれからも頑張ります」と完全体での再会を約束した。
今後は兵庫、福岡と巡り12月13日に名古屋でファイナルを迎える。